学園ブログ

日本の伝統文化にふれてみよう 第7回マイプログラム

本日2月9日(土)に、第7回マイプログラムが行われました。

今回は、日本の伝統文化をテーマに、「生け花(草月流)」と「お香を楽しもう」という二つの講座を紹介します。

 

こちらは「生け花(草月流)」の講座の様子です。

教室の中が鮮やかで、お花のいい匂いがしました。

 

今日は、金魚草、ガーベラ、菜の花を使いました。一本一本丁寧に生けています。

先生からのアドバイスをうけながら整えていきます。

どの生徒も茎を上手に切って、慎重にさしていました。とてもきれいに生けることができましたね。

最後にお花をまとめて持って帰ります。家でもきれいに飾ってくださいね。

 

次に紹介するのは「お香を楽しもう」という講座です。

はじめに、お香の歴史と変容を教えていただきました。

お香やお茶の歴史の中には、『源氏物語』や藤原定家、源実朝など、日本史や古典の授業でよく聞く名前がありました。

お香やお茶は、日本の歴史と密接に関わっていることがわかりましたね。

「蘭奢待(らんじゃたい)」という、東大寺の正倉院に保存されている有名な香木のお話もしてくださいました。

足利義政などの権力者が切り取ったあとには付箋がついているそうです。

珍しい、ボールのようなお香も見せていただきました。昔の人はこれを袖にいれて匂いを衣につけたそうです。

次に、お香をつかってゲームをしました。

三種類のお香をきき、それぞれのお香が同じか違うかを当てます。

生徒たちからは、「いい匂い」「これは好き!」「どこかで嗅いだことがある」といった声があがりましたが、どのような匂いなのかは言ってはいけません。口には出さず、メモをしておきます。

名前と答えを紙に書き、正解発表を待ちます。

今回は、2番目と3番目が同じお香で、「琴の音」が正解でした。

この頃にはもう教室はお香の匂いに満ちていて、生徒たちの制服もきっといい匂いになっていたことと思います。

 

華道も香道も、少し堅苦しくて緊張してしまうような印象を持っていた生徒もいるかもしれません。

しかし、知識として学んだあとに実際に体験することで、身近に感じ親しみをもつことができたと思います。

これからも日本の伝統文化にたくさんふれて、楽しみながら学んでいってほしいと思います。

(土曜プログラム係 明田川)