学園ブログ

高等部学習体験旅行第3日目

今日の午前中は、熊本県立大学副学長の堤裕昭先生の講演を伺いました。堤先生は諫早湾の生態系について研究されている方です。

諫早湾の堤防が閉じられたことで、川からの栄養分が海へ流れなくなりました。それにも関わらず赤潮が増えているのは世界でも珍しく、その原因は堤防によって有明海の潮の流れが重なったことだと最近の研究で判明したそうです。もし今諫早湾の堤防を開門すれば、赤潮とアオコのために生態系が崩れてしまった海が5年で豊かな海に戻るだろう、とおっしゃっていました。私は堤防を開けても完全には元の生態系には戻らないだろうと思っていたので、開門すればその復元力のおかげで海の生態系が戻るということに驚きました。自然の力の素晴らしさを実感しました。

夕食後にはハイヤ節の体験がありました。三味線、太鼓、着付けの体験があり、短い練習時間でしたが、それぞれ楽しみながら一生懸命練習していました。また学年全員で輪になって踊り、先生方も生徒も、全員で楽しく踊ることができました。

学習体験旅行も半分を過ぎ疲れが見えてきた人もいますが、しっかりと休み明日からの学習に備えたいと思います。(学習体験旅行委員)