学園ブログ

高等部2年一日校外学習

高等部2年生は、一日校外学習で、「原爆の図」丸木美術館と「吉見百穴」を見学しました。午前中は美術館で「原爆の図」を鑑賞しましたが、「水」「火」「虹」「救出」など、まるで一つのストーリーになっているかのように原爆の被害が表現されていました。その後学芸員の岡村幸宣さんの講演を聴きました。講演では、丸木位里さん、俊さんがどのような思いで「原爆の図」を描いたのか、ということを知りました。アメリカの占領下に日本が置かれていた時に、お二人は全国を巡り、自身の作品を広めていくとともに、展示を見に来られた被爆者の方々の話を聞いて、製作し続けなければならない、という使命感を抱かれたそうです。鑑賞と講演を通して、本当の平和とは「どんな人間であっても自分の生きたいように生きること」である、と学びました。

吉見百穴では、太平洋戦争の軍需工場を作るために、トンネル掘削工事を行い、文化財の横穴墓を破壊してしまった、という歴史を学びました。

学習体験旅行の事後学習という位置づけの校外学習でしたが、様々なことを学べ、また、より一層友人たちとの親交も深められました。学んだことをこれからの学校生活に生かしていきたいと思います。(高2行事委員)