学園ブログ

What a memorable day!(オーストラリア・ホームステイ第8日目)

待望の週末。でも、昨夜からミストのような小雨が降る涼しい朝です。生徒たちは、思い思いの私服で、バディーと共に、学校の入り口付近までホスト・ファミリーの車で送られて集合です。皆、ワクワクしている様子で、バスが来るのを待っています。

バディーの中には、都合で参加出来ない人たちもいて、今日だけの応援バディーもかけつけてくれました。

今日の目的地は、ケアンズの中心から北西へ約25km、世界遺産に登録されている熱帯雨林に囲まれた小さな村‘キュランダ’。キュランダは、アボリジニの言葉で、「熱帯雨林の村」を意味し、かつて、彼らが、自然と共存しながら暮らしていました。イギリス入植後の19世紀には、鉱山の町として栄え、1960年代に、ヒッピーやアーティストが好んで住んでいたというだけあって、今も、街の至る所に、アーティスティックな雰囲気が漂っているところです。

先ず、バスで、45分位でスカイレールの駅へと向かいます。車中では、バディーの隣に座り、彼女たちの明るくて優しい声かけに直ぐに短い英語で答える様子に、大分、こちらの英語にも慣れてきた感じが分かります。

スカイレールとは、古代から続く熱帯雨林の上空を渡る約7.5kmの空の旅です。地球で最も美しく多様な熱帯雨林が原生する地域の一つとして知られるキュランダを上空から体験します。(参考写真・パンフレットより)

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 スカイレールの駅では、今か今かと乗車を待つ列の中で、レールの継ぎ目をゴンドラが超える時の大きな音がする度に、皆、歓声を上げています。

 さあ、いよいよ乗車です。熱帯雨林のわずか数メートル上空を滑るように、バディーと共に、6人乗りのゴンドラで進みます。雄大な風景を楽しみながら、木々のそよぐ音に耳を傾け、森林の空気を吸い込むと、まるで自分が古代の熱帯雨林と同化したような不思議な感覚を味わうことが出来ます。今日は、小雨が降る中、真っ白な霧の上空や中を進む時もあり、神秘的なムードがスリルをさらに高めてくれました。皆、カメラを片手にバディーと一緒に‘Scary!’を連発。やや興奮気味の様子です。

 途中の2つの駅で、一旦降りて、森林の中の小道を散策します。雄大な風景の中を流れる大きな滝が眺められる場所で、皆、お互いの写真を撮り合いました。

 終点に到着すると、簡単なガイドの後で、再集合の場所と時間を確認したらランチと自由時間です。公園で、持参したホスト・マザーお手製のお弁当を楽しむ人、カフェに自分でランチを買いに行く人もいます。ランチの後は、散策と待ちに待ったショッピングに“Let’s go!”買い物の英語はもう大丈夫。皆、普通に英語で買い物をしています。

 それぞれが買ったお土産を持って集合場所に笑顔で戻って来た後、集合写真を撮ってバスに乗り込みました。帰りのバスはすっかり静か。お休みモードの人が多かったです。その様子から、誰もがたくさんの思い出を作ることが出来た楽しい1日だったことが分かります。さて、いよいよ、明日から、2週目の学校生活が始まります。最後の数日間、様々なことにさらに積極的にチャレンジしてほしいものです。ラストへと彼女たちの化学変化が楽しみです。

(引率 櫻井・相馬)

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