学園ブログ

格好良い大人になるために

今日の講堂朝礼では、校長先生から「格好良い大人」についてのお話がありました。ある新聞に掲載された女子高生の投書は、電車の中で席を譲ろうとしなかった大人の姿を見て、自分は「格好良い大人になりたい」という言葉で締めくくられていたそうです。

「格好良い大人」というと、校長先生ご自身は大学時代の指導教官の先生に憧れていらっしゃったそうです。「なぜかを考えなさい」「事実と考えを区別して話しなさい」といった厳しい指導をされていたその先生は、一方では学生のどのような質問も受け入れ、それに答えるという姿勢を崩されなかったそうです。その先生は「精神は群れるな」ということもよく仰っていたそうです。「和を保ちながら自分の意志を貫きなさい」という教えでした。

私たちも電車の中で、お年寄りに席を譲ろうかと迷うとき、「断られたらどうしよう」という不安を覚えることがあります。しかし「格好いい大人」というのは、こうした場面でも自分の意志を持って、それを行動に移すことのできる大人のことだと思います。見た目ではなく行動が格好良い大人になりたいと思いました。(高等部3年週番)