教育の特色

  1. 6年間の流れ・
    カリキュラム
  2. 協同探求型授業
  3. 土曜プログラム
  4. 体験学習・
    学習体験旅行
  5. 国際交流
  6. 教科
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教科

  1. 英語
  2. 国語
  3. 数学
  4. 社会
  5. 理科
  6. 保健
    体育
  7. 芸術
  8. 家庭
  9. 情報
  10. 礼法

英語

英語を通じて、言語や文化に対する理解を深め、「読む・書く・話す・聴く」の4技能をバランスよく伸ばし、積極的にコミュニケーションを図ろうとする姿勢を育成します。学年ごとに到達目標を設定し、スピーキングの全学年共通のルーブリックを使用、ペアワークやアクティビティーをおりまぜながら、アクティブ・ラーニング型の授業を取り入れています。英語は言語であるため、一方的に教えられるだけでは身につきません。生徒のアウトプットの機会を増やし、実際に英語を使用することを大切にしています。
また、ネイティブ教員とのティーム・ティーチングで、海外のニュース映像を題材とした、ディスカッションやプレゼンテーションを行い、英語を英語で理解する能力も培っています。英語を通して、世界の文化的、歴史的背景を学び、国際社会を生きていくために必要な知識を身につけます。
また、中等部3年・高等部1年のGrammarでは到達度別授業を実施しています。中等部3年から高校の教科書を使用し、内容も高度になってきます。そこで、授業は学年5クラスを3グレード7クラスに分けて行い、定期考査ごとにクラス替えをします。それぞれの学習ペースと理解度に合わせた授業を展開し、そこにおける到達目標を明確にすることで、授業に対する意欲・満足度を高めます。

授業実践例

実施学年 テーマ 授業内容
中1 Show and Tell 「自分の大切なものを、他の人に見せながら紹介する」という活動です。教員の “What's your treasure?” という問いかけから始まり、そのものについての情報(どこで手に入れたか、なぜ大切か等)を、過去形の表現を使いながらスピーチの形式で仕上げていきます。「アイコンタクト」や「ジェスチャー」などのスピーチをする時のポイントもしっかり練習したのち、生徒全員がクラスの前でスピーチを発表します。
中3 プレゼンテーション パワーポイントを用いたプレゼンテーションを各クラスで行い、優秀者は決勝大会に進みます。テーマは「人に伝えたいこと」です。夏休みの異文化体験や読んだ本、関心のあるニュースなどについて、プレゼンテーションを行います。内容はもちろん、アイコンタクトなどにも気をつけ、どのようにすれば自分の想いが伝わるかを学びます。
高1 課題解決型ディスカッション&
プレゼンテーション
ある課題が提示され、それに関連した動画を使って背景知識を確認し、解決策とその具体的な実行プランをグループで話し合い、プレゼンテーションにまとめます。ディスカッションには制限時間を設け、日本語で確認できる時間と英語のみで話し合わなければならない時間を交互に繰り返し、より説得力のある発表に仕上げます。
高2 リスニング・ストラテジー&
ディベート
CALL教室で一人一台パソコンを使い、国際連合や太陽系についてなど、さまざまな分野のアカデミックな内容の英語の長文を聞き、効果的にメモをとる方法をネイティブ教員より学びます。そのメモをもとに、ディベートを行います。

使用教科書

学年 使用教科書
中1
  • NEW CROWN ENGLISH SERIES 1(三省堂)
  • NEW CROWN ENGLISH SERIES 2(三省堂)
  • interchange intro(Cambridge University Press)
中2
  • NEW CROWN ENGLISH SERIES 2(三省堂)
  • NEW CROWN ENGLISH SERIES 3(三省堂)
  • interchange intro(Cambridge University Press)
中3
  • NEW CROWN ENGLISH SERIES 3(三省堂)
  • ELEMENT English Communication Ⅰ(啓林館)
高1・2
  • ELEMENT English Communication Ⅰ/Ⅱ(啓林館)

English Room

English Roomは4名のネイティブ教員を中心に運営しています。
低学年に向けては、ハロウィーンやクリスマス等の季節にちなんだイベントを行い、ネイティブ教員と話をしたり、海外文化に触れたりする機会を多く設けています。中等部1年を対象とした、ウェルカムパーティーを企画したり、授業でそれぞれのイベントを紹介したりするなど、継続的にEnglish Roomを訪れるような仕掛けづくりをしています。
中・高学年の生徒に向けては、英検の面接試験練習や、その他の外部試験の対策、模擬国連の練習を行っています。English Roomは、校内で英語に触れる楽しさと実用性を兼ね備えた「英語に親しみ、学べる空間」です。

高1到達度別クラス 
到達目標 [2018年度]

class クラス人数 到達目標 授業内容と方針 12月GTEC
目標スコア
α 40前後
  • ・教科書の例文を応用し、自由に英文が書ける
  • ・自分の意見を英語でまとめて書くことが短時間でできる
  • ・時事レベルの英文を読み、要約できる
  • ・海外のニュース番組を聞いて概要を理解できる
教科書の例文にとどまらず、広く大学入試問題や時事問題、TOEICの問題などにも取り組む。大学入試レベルの高い内容とする。 630
β 35前後
  • ・教科書の例文を元に、英文を書くことができる
  • ・自分の意見を英語でまとめて書くことができる
  • ・時事レベルの英文を読み、理解できる
  • ・リスニング問題集で平均して高得点を取ることができる
基礎の確認に加えて、より高いレベルの学習内容や、進度の速さにも対応できるようにする。類推する力など応用力を養う。 550
γ 20前後
  • ・教科書の例文を理解し、英文を書くことができる
  • ・英作文で使用できる構文・熟語等を確認し、自分のものにすることができる
  • ・一定量の英文を読み、内容理解ができる
  • ・リスニング問題集で耳から入る英語に慣れ、問題の解き方を身につける
わからないところ、苦手なところを授業内で発見し、なくしていく。英語の基礎力はもちろん実力をつけるために、予習・復習の習慣を徹底し、自分の英語の勉強の仕方を確実に身につける。 500

英会話レッスン

本校英語教育では「読む・書く・話す・聴く」の4技能をバランスよく伸ばしていくことに努めていますが、特にスピーキングは練習によって慣れることが効果的です。そこで平常授業でのスピーキング指導に加え、放課後を利用した「英会話レッスン」を行っています。インターネットを利用し、1対1のマンツーマンで英会話練習を行うプログラムです。自分の英語が通じる喜びは英語学習の大きな動機づけとなり、英語で自分の考えを表現する能力の一層の向上をめざしています。

実用英語技能検定・GTEC・TOEFL junior standard

実用英語技能検定(英検)は各学年に取得目標を掲げており、校内で年2回実施し、推奨しています。授業内での対策はもちろん、English Roomでもインタビューテストの練習を行っており、2次試験(面接)の合格率が高いのがその成果の表れでもあります。

  1. 中等部1年:4級(取得率95%)
  2. 中等部2年:3級(取得率96%)
  3. 中等部3年:準2級(取得率84%)

また、ベネッセによるGTEC(英語運用能力テスト)を中等部2年~高等部2年が受けています。昨年度からは4技能の伸長度を図るために従来のWriting/Reading/Listeningの3技能に加え、Speakingテストも実施しています。TOEFLテスト対策として2017年度よりTOEFL junior standardを校内で年2回実施しています。

取り出し授業

帰国子女入試(英語選択者)または英検2級(またはそれと同等の力)取得者の中で希望する生徒を対象に、英語の授業の一部でネイティブによる少人数の取り出し授業を行っています。授業は英語で行われ、エッセイライティング、TOEFL問題、時事英語のReading、それに基づいたディスカッション、プレゼンテーションを行っています。現在持っている高い英語力を維持し、さらにネイティブとの少人数授業を行うことにより、中等部卒業時に英検準1級の取得をめざしています。また外部のスピーチコンテストや模擬国連にも参加しています。

国語

中等部1年・中等部2年では、教科書を中心に読み、言葉を正確に理解しながら読解力を身につけ、自分の意見を適切に表現するために「読む、書く、聞く、話す」ことの基礎力を養います。中等部3年・高等部1年では教科書以外に、『日本語教のすすめ』(鈴木孝夫)という一冊の新書を数ヵ月かけて読んだり(中3)、九州学習体験旅行の事前学習として、『苦海浄土』(石牟礼道子)、『祭りの場』(林京子)、『故郷忘じがたく候』(司馬遼太郎)を掘り下げて読む(高1)ことで、読解力をさらに深め、物を見る視点を広げていきます。高等部2年・高等部3年では、現代文・古文・漢文ともに抽象的な文章を読み、読解力、分析力、思考力といった総合的な力をつける授業を展開しています。

授業実践例

実施学年 科目 テーマ 授業内容
中1 国語 故事成語を調べよう 各班(4~5人)で故事成語1つを選び、①なぜ選んだか②意味③背景となっている故事④現在の用法・例文を分担して調べ発表します。班内でお互いの意見を聞き合い、各班で分かりやすく工夫をして発表を行います。その後お互いに意見を述べ合います。
中2 国語 『走れメロス』
(太宰治)を
放送劇台本へ
5~6人で班を作り、それぞれの担当箇所を放送劇の台本として改編し、発表します。登場人物を増やすことも認め、地の文からセリフを立ち上がらせていきます。また、効果音を追加するなどの工夫を凝らします。まずは原作の人間関係や心情を適切に読み取り、それを新たなストーリーに反映することで、読解と鑑賞を深めることをめざします。これはルーブリックを用いた授業で、発表後には自己評価・他者評価を行い、取り組みを振り返ると同時に今後の課題を自ら見出します。
中3 国語 一冊の書物
『日本語教のすすめ』
論文作成にあたりテーマ決めにマインドマップを利用。また、いくつかの書籍やデータを比較検討することで、テーマを深めるだけでなく、情報を結びつけ活用する論理的思考力を身につけます。
高1 現代文 『水の東西』
(山崎正和)
対比表現、具体と抽象の関係といった評論の基本的な読み方をふまえて文章の展開や筆者の主張を正確に読み取ります。その上で、一人ひとりがある一つの事柄についての東西の違いについて小論文を書きます。その後、生徒同士で読み合い評論文の重要テーマである東西の違いについて理解を深めていきます。
高2 現代文 『こころ』
(夏目漱石)
『こころ』を読んで、疑問に思った点を出し合い、整理したうえで、小説の展開においてポイントとなる課題について、グループごとに検討します。自分とは異なる他の人の解釈を知り、文章を詳細に読み込んでいくことを通して、読解力を高めていきます。
高3 現代文 小論文 「国際」「環境」をテーマに小論文を作成し、生徒同士で読み合って、構成や論の展開などについて具体的に意見を述べます。その意見や教員の添削をもとにリライトをして、思考を深め、表現力を磨きます。その後、「国際」「環境」のテーマに沿った評論文を読み、さらに考えを広げていきます。

使用教科書

学年 使用教科書
中1
  • 国語1(学校図書)/中学書写(光村図書)
中2
  • 国語2(学校図書)/中学書写(光村図書)
中3
  • 国語3(学校図書)/中学書写(光村図書)
高1
  • 新精選国語総合現代文編(明治書院)
  • 新精選国語総合古典編(明治書院)
高2
  • 精選現代文B(明治書院)
  • 精選古典B古文編(明治書院)
  • 精選古典B漢文編(明治書院)
高3
  • 精選現代文B(明治書院)
  • 精選古典B古文編(明治書院)

数学

中等部1年・中等部2年で中学の学習内容が終了します。中等部3年から高等部2年までで高校の学習内容の大半を学習し、高等部3年では演習中心の授業を行っています。
中等部3年・高等部1年では到達度別授業を実施しています。学年5クラスを3グレード(α・β・γ)7クラスに分けて少人数で授業を行い、定期考査ごとにクラス替えをします。例えば発展的な問題を演習する時、αではヒントを与えずに一から解法を考え、βでは誘導をつけ解法のヒントをちりばめ、γでは発展問題を解くうえで必要な基本問題の確認から行うというように、各グレードの生徒たちが問題を解いたときの達成感を感じられるように授業を展開しています。このようにそれぞれの学習ペースと理解度に合わせた授業を行い、到達目標を明確にすることで、授業や自宅学習に対する意欲を高めます。
また、社会で広く求められている統計的思考力を生徒が身につけられるように、統計検定の受検を推奨しており、統計検定4級(高校1年レベル)の内容が中等部2年までに終わるカリキュラムにしています。また、3級(高校卒業レベル)の対策も授業の中で実施しており、中等部3年・高等部1年の段階で合格者が多く出ています。
中等部2年・中等部3年の夏休みの課題として、学習した関数を用いて絵を描く「関数グラフアート」を実施しています。関数に対する理解が深まり、苦手意識が払拭される良いきっかけになっています。また、優秀作品は全国コンテストで入賞もしています。

第14回関数グラフアート全国コンテスト
優秀賞受賞作品「ティーポット」(中等部3年)

授業実践例

実施学年 科目 テーマ 授業内容
中1 代数 正負の計算 グループに分かれ、正の数・負の数が書かれたカードをお互いに引き合い、持ち点を競い合うゲームを行います。自分の持ち点の変化を考えると、「なぜ負の数をひくと足し算になるのか」を理解することができます。
中1 図形 立体図形の考察 「ポリドロン」と呼ばれる立体パズルを使って、正四面体などの立体を生徒たちが組み立てます。組み立てた立体を観察することで、規則性や数学的な特徴を発見し、それを式で表現していきます。
中2 代数 生活に関わる関数 タクシー料金改定の新聞記事を用いて、改定前と改定後の移動距離と料金の関係をそれぞれ計算しグラフを書きます。その後、2つのグラフを比較し、同じ距離を移動したとき料金にどのような変化があるかを探ります。数学の授業以外でも数学的に物事を考えることができる力を育てる授業です。
高1 代数 黄金比 身近に潜む神秘の数「黄金比」について、今まで学習してきた内容を駆使して理解を深めます。美術や建築、自然界のさまざまな場面に黄金比が現れることを学びます。
高2 数学B 漸化式の
パズルへの応用
パズルゲーム「ハノイの塔」を漸化式で解明することに挑戦し、結論をグループごとに発表します。また、新たにルールが追加されたときに、漸化式がどう変化するかも考えます。

使用教科書

学年 使用教科書
中1
  • 中学校 数学1(数研出版)
  • 体系数学 代数編1・幾何編1(数研出版)
中2
  • 中学校 数学2(数研出版)
  • 体系数学 代数編2・幾何編2(数研出版)
中3
  • 中学校 数学3(数研出版)
  • 数学Ⅰ・数学A(数研出版)
高1
  • 数学Ⅱ・数学B(数研出版)
高2
  • 数学Ⅱ・数学B・数学Ⅲ(数研出版)
高3
  • 数学Ⅲ(数研出版)

社会

中等部1年・中等部2年では、世界の各地域を地理・歴史の両方から理解することで、広い視野で事象を捉えられるよう、学んでいます。映像資料や参考資料を用いて、自分の考えを深め発表する機会も設けています。中等部3年の公民では、司法の現場を知るために1960年代前半から東京地方裁判所の公判傍聴を続けています。また、生徒自身で新聞記事を材料に時事問題を取り上げて発表する「5分間ニュースキャスター」という取り組みを行っています。これにより現代社会への関心を高め、自らの考えを発信する力を養います。現代社会がどのように形成されたかを理解するために、高等部1年の地理歴史では、世界史(必修科目)で20世紀以降の現代史を、日本史(選択科目)で1945年以降の歴史を学びます。地理(選択科目)では、世界の自然環境や資源と産業、生活文化などを学ぶことで、グローバルな視点で物事を捉えられるようにします。さらに、学習体験旅行の事前学習の一環として、訪れる地域の歴史や文化を学び、現代につながる諸問題についても意識を深めます。生徒は毎年、自分でテーマを決め、現地調査や文献などにあたって自由研究レポートを作成します。レポートの優秀作は、毎年発行される社会科研究誌『葦』(1971年度創刊)に掲載されます。

授業実践例

実施学年 科目 テーマ 授業内容
中1 歴史 歴史に興味を持つ 教科書の見出しの中から興味を持ったものを選び、調べてまとめ、発表します。
中2 地理 日本地誌
(東北地方)
東北地方の学習では、中等部2年の体験学習で訪れる山形県を取り上げ詳しく学びます。地形図の読み取りや地域の特徴を調べます。
中3 公民 5分間
ニュースキャスター
(毎回の授業)
毎回の授業の始めに、生徒自身が興味を持った新聞記事を選び、その内容や自分の考えなどを発表します。時事問題への関心を深めるとともに、他の生徒の発表を通して、自分とは異なる見方について考え、より広い視野と思考力を身につけます。
中3 公民 基本的人権 政治分野の学習では、民主政治が形成される歴史を学び、人権の意義を考えます。最後に映画「橋のない川」を鑑賞し、東陽一監督のお話を聞きます。差別の無い、人間同士がお互いに尊重し合う社会をめざすこと、その大切さを考え、レポートにまとめます。
中3 公民 三権分立
(東京地方裁判所
公判傍聴)
毎年6月頃、三権(司法・立法・行政)の学習に合わせてクラス単位で裁判所を訪ね、刑事裁判を傍聴します。実際に裁判所へ行き法廷内で傍聴することで、授業で学んだ知識をより深く理解できます。事後学習では、グループごとに傍聴した裁判の内容を報告し合います。

使用教科書

学年 科目 使用教科書
中1・2 地理歴史
  • 中学生の地理 世界のすがたと日本の国土(帝国書院)
  • ともに学ぶ人間の歴史 中学社会 歴史的分野(学び舎)
  • 新編 中学校社会科地図(帝国書院)
中3 公民
  • 中学社会 公民(教育出版)
高1 地理
  • 新詳地理B(帝国書院)
  • 詳解現代地図(二宮書店)
世界史
  • 世界史B(東京書籍)
日本史
  • 詳説日本史B(山川出版社) 
高2 世界史
  • 詳説世界史B(山川出版社)
公民
  • 高校倫理(実教出版)
高3 公民
  • 新版政治経済(実教出版)

理科

各学年とも、授業の中に実験や観察の機会を多く設けることで理科の楽しさを体験し、科学に対する興味・関心を引き出すとともに、実験・観察レポートを通じて、科学的に探求する方法を身につけることを目標としています。協同探求型授業の充実を図り、実験や実習、問題演習の授業では、グループで考え、教え合い、また班員で一つの問題を解き解答を作成することで、生徒の思考力や表現力だけでなく、難易度が高い問題に対して協力して粘り強く取り組む姿勢も養っていきます。実験の授業ではルーブリック評価を導入。結果を共有して法則性を見出し、グループで考察を検討するほか、演習形式の授業では生徒の答案をその場で集積し、共有することで生徒の疑問にすぐ対応するなど、授業に応じてタブレット端末を活用し、授業内容の精選や生徒の学力向上に取り組んでいます。
中等部1年・中等部2年では中学校の内容を扱います。実験・観察を通じて理科の楽しさを体験し、科学的なことがらに対する興味・関心を引き出すとともに、実験・観察レポートを通じて、科学的に探求する方法を身につけることを目標としています。
中等部3年・高等部1年では高等学校の基礎的な内容を扱います。中等部3年では「物理基礎・化学基礎」と「地学基礎」を、高等部1年では「物理基礎」・「化学基礎」・「生物基礎」を学習し、2年間で科学的な興味関心と科学に対する総合的な理解を深めることを目標としています。
高等部2年・高等部3年では高等学校の発展的な内容を扱います。2年間とも物理・化学・生物・地学が選択科目として設けられており、科学に対して深く理解し、進路を実現するための学力を身につけることを目標としています。
夏休みには学年に応じた課題研究に取り組み、自学自習の機会にするとともに、外部のコンクールに応募したり、発表会等に参加したりしています。また、校内では『理科通信』を毎年発行し、発表の場としています。

中等部2年 実験ルーブリック〜酸性やアルカリ性を示すものの正体を調べよう〜

大項目 項目 4 3 2 1
実験
技能
実験方法 十分理解した おおむね理解した 理解していない
ところがある
全く
理解できなかった
実験操作 班で共同し、かつ、
主体的に行動できた
班で共同できた 班員にまかせて
しまいがちだった
ほとんど班員に
まかせた
装置図 他の人が見て実験を
再現できるように
描けた
自分が実験を
思い出せる程度に
描けた
少しあいまいな
部分があるが、
描きはした
描けなかった
考察 酸性・
アルカリ性の
正体は
どのイオンか
すべての結果から
判断した
一部の結果から
判断した
班員の答えを写した わからなかった
根拠を示して
イオン名を書けた
イオン名だけ書いた 班員の答えを写した わからなかった
実験全体を通して 意欲的に取り組めた 取り組めた あまり意欲的に
取り組めなかった
全く
やる気が出なかった

授業実践例

実施学年 科目 テーマ 授業内容
中2 理科Ⅰ 課題研究
~ICTを用いた
研究発表と相互評価~
中等部1年の夏休みに取り組んだ課題研究を継続し、テーマや方法など、教員と話し合いながら、さらに進化・深化させたものにします。研究した内容は、授業支援アプリ「ロイロノート」を使って発表します。聞き手は直接質問するだけでなく、タブレットを使用して評価を入力し、相互評価することで自己の学びへとつなげます。優れた作品は、朝永振一郎記念「科学の芽賞」など外部コンクールに応募しています。
中3 理科Ⅱ
(地学)
火成岩の分類 6種類の火成岩を、粒の様子・色をもとに分類し、岩石名の書かれたシートに並べてタブレットで写真を撮り、「ロイロノート」で提出します。提出されたものはすぐに採点されて返却されるので、生徒は自分の作業の結果をすぐに振り返ることができます。
中3 物理基礎 運動の法則の検証 運動の法則を検証する実験では、クラスの一人ひとりが、扱う台車の質量や斜面の高さを変え、加速度の実験データを算出し、そのデータをG-Suite(スプレットシート)に入力します。クラス全員のデータを集約し、グラフ化することで、加速度と力、加速度と質量の関係を検証します。
中3 物理基礎
(技術家庭)
ブリッジコンテスト 家庭科との教科横断授業。角材を用いてトラス構造を基本とするブリッジを作成。「力の合成」や「圧力」について物理的に基礎を学習したうえで、設計します。コンテストでは、各班で設計についてのプレゼンテーションをした後、ブリッジにおもりで負荷をかけていき、何㎏まで耐えられるかを検証します。
高2 物理演習 得点アップ対策 10月に実施する模擬試験の対策授業。家庭で課題問題を解き、G-Suite(Forms)に解答を入力します。家庭で個人結果やクラスデータをグラフで見て、苦手分野等を確認します。また、授業では苦手分野の対策に時間をかけ、徹底的に苦手分野をなくしていきます。
高3 化学 金属イオンの確認 事前に、4種類の水溶液に入っている可能性のあるイオンを示しておき、実験方法を各自で考えてきます。当日は、試薬と器具のみを用意し、班に一つタブレットを渡し、行った実験方法と結果を写真や動画で記録します。次の回の授業では、考察の確認をすると同時に、各班で撮影したものを「ロイロノート」で提出し、他の班と実験方法や結果を共有し、考え方を広げるとともに、自分たちの班の結果と比較し、差異について考えます。

使用教科書

学年 使用教科書
中1・2
  • 中学校理科1(教育出版)・中学校理科2(教育出版)・中学校理科3(教育出版)
中3・高1
  • 物理基礎(数研出版)・地学基礎(数研出版)・化学基礎(数研出版)・生物基礎(数研出版)
高2・3
  • 物理基礎(数研出版)・地学基礎(数研出版)・化学基礎(数研出版)・生物基礎(数研出版)・物理(数研出版)・化学(数研出版)・生物(数研出版)

保健体育

保健体育科では、さまざまなスポーツに触れながら、協同を大切に身体を鍛えています。具体的には中等部1年では体力作りに主眼を置き、中等部2年からは個人の身体能力の向上を図ります。高等部では、個人・集団スポーツの特性を理解し、技術の向上を図り、生涯スポーツに結び付けていきます。また、中等部・高等部の全学年でダンスの授業を実施し、柔軟な体つくりと感性・表現力を育んでいます。ICTも活用し、より主体的・積極的に授業に取り組む姿勢を大切に育てていきます。
保健の授業では、思春期の体、結婚・妊娠・出産といったライフステージにおける心身の変化や、わが国の保健・医療制度などを学び、生涯を通じて自分の健康を保持増進する能力や習慣を養います。

使用教科書

学年 使用教科書
中1
  • 保健体育(大修館書店)
中2
  • 保健体育(大修館書店)
中3
  • 保健体育(大修館書店)
高1
  • 現代高等保健(大修館書店)
高3
  • 現代高等保健(大修館書店)

芸術

音楽・美術・書道・工芸、いずれも共通にめざすものは『自己を表現する』ということです。生活していく中で、積極的に自分を表現することは大切なことです。自分自身を理解し、表現できるようになると、他者への理解も深まり、優しさが生まれます。自分の思いや考えを、いかに作品や言葉で表現して相手に伝えるか、グループで意見を交換したり、協同して課題に取り組んだりしながら探っていきます。
音楽は、中等部1年ではまず校歌から学習し、女声二部合唱、女声三部合唱に発展させていきます。器楽ではリコーダーのほか、弦楽器(ヴァイオリン、チェロ、コントラバス)の演奏を体験し、中等部3年では弦楽アンサンブルに挑戦します。
高等部では、弦楽器のほかに筝、三味線といった和楽器にも触れます。毎年1月に横浜みなとみらいホールで開かれる定期音楽会で中等部は学年ごとに、高等部は音楽選択者で、授業の成果を披露します。
美術は、中等部では小学校の図工より少し専門的に学びます。光があるから色を感じ、光があるからものが見える。このことを頭において、表現することを学習します。高等部では、美術の基礎であるデッサンをはじめ、時間をかけた作品制作をすることで個々の感性を育みます。

使用教科書

学年 科目 使用教科書
中等部 音楽
    • 中学生の音楽1(教育芸術社)
    • 中学生の音楽2・3上(教育芸術社)
    • 中学生の音楽2・3下(教育芸術社)
美術
      • 美術1 自由な心で(日本文教出版)
      • 美術2・3上 美を求めて(日本文教出版)
      • 美術2・3下 美の広がり(日本文教出版)
高等部 音楽
  • MOUSA 1(教育芸術社)
美術
  • 美術1(光村図書)
書道
  • 書Ⅰ(教育図書)
工芸
  • 工芸Ⅰ(日本文教出版)

家庭

家庭科では、生活に必要な知識・技術の習得だけでなく、これから生きていく社会の中でさまざまな課題を発見し、それに対応できる能力を身につけます。
中等部では、人はなぜ食べるのか、おいしく食べるためにはどうしたらよいのか、健康を維持するためには、何をどのように食べたらよいのかを学びます。生活を便利で快適にするために物を作り、工夫することも必要で、被服製作や木工製作などの実習を通し、集団で作業をすることで協同を体験し、能率よい作業の進め方を考えます。今をよりよく生きるために、役に立つ内容であることを生徒が実感することが大切です。
高等部では、さらに独り立ちするために、各自で自分の生活をデザインする力が必要です。また生活の中にある課題を発見し、その解決策を考え、提案していきます。よりよい家庭生活の実現に向け、ホームプロジェクトを通して探究していきます。さらに2年生では5年間の学習内容を総合して、家庭生活の充実と自己実現のためのキャリア教育へとつなげていきます。

使用教科書

学年 使用教科書
中1・2・3
    • 新 家庭・技術 家庭分野/技術分野(教育図書)
高1・2
      • 家庭総合(開隆堂)

情報

高度情報社会における、インターネットの特性や役割について理解するとともに、その利点を活用して情報を発信するための基礎的な知識と技術について学びます。また、情報機器や情報通信ネットワークなどを適切に活用して問題を解決するために、どのような方法で行い、進めていけば良いのかを考え、その方法を学習します。
プレゼンテーションでは、効果的に相手に「わかりやすく」情報を伝えるために、情報機器を活用して、自己を表現できる能力(資料の作成技法、発表技法等)を身につけます。また、プログラミングの基本となる論理的思考(アルゴリズム)を体験的に学び、プログラミング言語「Scratch」を利用した実習を通して、論理的思考力や問題解決能力を鍛えます。

使用教科書

学年 使用教科書
高1
      • 新・見てわかる社会と情報(日本文教出版)
高2
      • 社会と情報(開隆堂)

礼法

基礎育成期の中等部1年生が、本校の建学の精神を理解し田園調布学園の生徒としての自覚を持つこと、そして、人として自立し他者とともによりよい社会の担い手となる心構えと行動習慣を身につけることをめざしています。そのために人間関係の基礎となるコミュニケーションやマナーについて実践的に学習し、時・場所・場合・相手にふさわしい言動ができるようにします。(オリジナルテキスト「礼法」使用)

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