田園調布学園について

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学校長メッセージ

甘えや自分勝手や後ろ向きな気持ちを乗り越え、
目標に向かって努力を続けていくとき
いつの間にか心は楽しさで満たされ、
可能性は無限に広がる
熱中し、夢中になり、集中する体験を重ねながら
自分の力で人生を切り拓く女性を育てます

学校長 西村 弘子

毎年4月、「田園調布学園のあの授業が楽しみ、あの行事やあの活動が待ち遠しい!」と新しい出会いに胸をときめかせる新入生を迎えると、学園は一段と活気づきます。成長変化が著しい6年間の学園生活を通して、生徒たちの期待と保護者の皆様の負託に応え、次代の担い手である中高生が社会で活躍できる人格の土台をつくることが本校の使命です。川村理助初代校長が生活体験の中で気づき提唱した「捨我精進」を実践することが、1926年の創立以来変わらぬ教育方針であり、すべての教育活動を通して、自律し自立を果たす人格の根っこをつくります。

「捨我精進」―― 生徒たちは「捨我」とは、「自分を生かすために、邪魔するに気づき、それを抑える」という意思であることを受け止めていきます。成果を挙げたいと望みながらもつい怠けたい気持ちに襲われたり、多くの友達と交わりたいと願いながらもつい人を分け隔てしてしまったり、挑戦したいことがありながらも無理かもしれないとあきらめてしまうことなどが、邪魔するです。そのようなに気づき、努力して抑えることができたとき、目標に向かって一歩踏み出すことができ、喜びや自信が湧いてきます。

今、社会は予測不可能といわれるほどにグローバル化や人工知能の進化が急激です。とするなら、多様であることが当たり前という発想で協働することや、知的好奇心をもつこと、そして人間らしい感性や創造性を磨く体験を豊かにすることが一層重要だと気がつきます。さらに、少子高齢化が進むわが国においては文字通りの男女共同参画が進んでこそ、政治も経済も科学も進化するというものです。これまで以上に女性が能力を生かして活動し発言することが期待されているのです。とはいえ、どんなに優れた才能も、人格の裏づけがなければ社会で活かすことはできません。だからこそ、本校で多くの仲間とともに熱中し、夢中になり、集中する体験を重ねて、何事も粘り強くやり遂げる強い心、進んで人に尽す思いやりの心、他を理解し受け入れる素直な心を育み、可能性を広げてほしいと願っています。

100年の人生を自分の力で切り拓いていくために、もの・こと・人との出会いを生かし、体験を重ね、『学び続けよう』『他と協同しよう』『探求し実践しよう』という意思を固めて巣立った後、若者たちはそれぞれの持ち場で常により高みを目指してひたむきに行動し、自立と共生を果たしていくことでしょう。未来100 ―― 生徒が醸す純な校風は不変ですが、創立100年を視野に、社会の変化を見据えつつ、知性と感性を育てていきます。

学校長 西村 弘子

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