学園ブログ

2023 ジャパンメトロポリタン模擬国連大会に参加

3月25・26日の2日間、ジャパンメトロポリタン模擬国連大会2023が行われ、本校からはAdvanced Class(取り出し授業)の生徒を中心に、中1から高2まで27名の大使が参加しました。

本校生徒が参加した議場は、1つは UNEPによる ”Preventing Deforestation Caused by Human Activities(森林保護)”、もう1つはWHOによる “Securing Access to Healthcare in Conflict Areas(紛争地域の健康管理)”でした。Beginnerの議場でも年々インターナショナルスクールからの参加が増えていて、公式のスピーチだけでなく、非着席で行う自由討議もほぼすべて英語で行われました。

決議案の作成の際は、自分たちが用意した政策を何とか入れられないか最後まで奮闘し、提出時間ぎりぎりまで交渉を重ねている姿が見られました。今回は決議案で使える英語の表現を議長団があらかじめ準備をしてくれていたので、英語の微妙な言い回しの違いを学ぶことができ、実際の外交の現場で公式文書を作成する際の苦労を経験できたことと思います。

以下は参加した生徒の感想です。他校の優秀な大使に刺激を受けながら経験を積み、校内での活動をさらに盛り上げてくれることを期待しています。(模擬国連同好会顧問 平福)

フォーマルな英語の表現の難しさや、自国の立場を考えて他の国と交渉していくことの難しさ、何よりも自己主張することの難しさを実感したとても良い機会になりました。同世代の子と比べた自分の英語力だけではなく、自分の置かれている立場や状況を深く考えることの大切さを実感することができました。たくさんの刺激を受けることができて良かったです。

(高1 リトアニア大使)

 

去年は上級生にたくさん頼っていたけれど、今年は疑問に思ったことや納得のいかないことについては自ら質問するなどということをできるようになりました。まだアイディアなどを中心となって提案するようなことは難しいけれど、毎年少しずつ進歩していきたいと改めて思いました。(中2 中国大使)

 

参加者の生徒の皆さんは多国籍で、当初は流暢な英語を話す方々に圧倒されました。しかし会議の中で何か自分の役割を持ちたいと考えていたので、とにかく動いて、積極的に他国との交渉をしました。2日目は、決議案の編集に携わり、みんなで協力して提出期限に間に合わせることが出来ました。

今回の模擬国連は初めての対面会議かつ初めての全て英語の会議でした。私の担当国は、今も紛争が続き情勢が不安定な国だったので、妊産婦の死亡率が多いことや医者や看護師が足りていないことを訴え、先進国からの技術面、資金面での支援や、自国の過去に効果があった政策などを提案しました。準備した政策が出せなかったり、英語が上手に喋れず伝わらなかったりしたことも何度かありましたが、相手に伝えることを諦めずに英語で話し続けました。紛争地域のヘルスケアという1つの問題に対して大人数で意見を交換し、解決策を見出していったのは、自分にとってとても貴重な経験でした。

(高2 マリ大使)