学園ブログ

食を知る。中2ポスターセッションにむけて

 中等部2年生は、これまでの土曜プログラム・コアプログラムで、食に関する学習を行ってきました。2月にはそれぞれが興味を持ったテーマでプレゼンテーションを行う、ポスターセッションを予定しています。

 今日のプログラムでは、1限に、まず精米の製造販売を行っている木徳神糧株式会社の鎌田慶彦氏から、お米流通の現状についてお話をいただきました。日本の米の消費量が下がっていることや海外にも販路を広げていること、またTPPのことについても触れて頂き、ポスターセッションへのヒントになったようです。

 その後、NGOハンガー・フリー・ワールドの儘田由香氏からお話を頂き、私たちの食と世界の飢餓とのつながりについて学びました。世界で一年間に捨てられる食料は、生産されている食料の約3分の1だそうです。そのため世界で食料は実は足りているのに、子供の9人に一人が飢餓状態にあることなど、さまざまなデータから、これまで知らなかった世界の食の現状を知ることができました。またNGOの取り組みにも、生徒たちは興味深そうに耳を傾けていました。

 2限では図書館の資料やipadを使い、各自のポスターセッションに向けてテーマをしぼりました。1限でお話いただいた鎌田さんや儘田さんに、生徒たちは直接質問をしたり、テーマを選ぶヒントをいただいたりすることもできました。

 生徒のテーマはさまざまです。ただの調べ学習にとどまらず、自分の提案や考察を含めた発表ができるよう、一生懸命取り組んでいます。  (中2担任 平福)

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