田園調布学園中高2021
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私が進路を決める際に影響を受けたのは部活動です。元々理科はあまり好きではありませんでしたが、理化部の活動で実際に薬品を使って身近にあるスライムなどを作るうちに、化学に面白さを感じるようになりました。そこから勉強に対するモチベーションが上がり、積極的に課題に取り組めるようになりました。また、なでしこ祭で行った「酸化還元の性質を利用して色の変化を起こす実験」での班長として活動した経験や、刑事事件などで扱われるルミノール反応について照度や時間の最適条件を研究し、その内容を外部で発表するなどのさまざまな活動を通して主体性や責任感を身につけることができたと思います。理化部で学んだことを活かして、大学では身の回りの物質や材料についての研究をしていきたいと思っています。鈴木 萌音|2020年卒|東京工業大学 物質理工学院1年部活動での経験が目標を見つけるきっかけになりました人と人をつないでいるこのご縁、そこには五感が存在しています。私はその五感を取り扱い、人が豊かに生きていくことを支える仕事をしています。中高時代は多くのチャンスに恵まれた、楽しく充実した6年間でした。周りで起こる全ての事象によって私たちはいつも試されています。それは「与えられしチャンス」です。自分の可能性を始めから狭めないで勇気を持って挑戦すること、固定観念にとらわれず、素直な気持ちで物事を受け入れ、プラスの感情は感謝に、マイナスの感情はバネにすることを田園調布学園で学びました。中学高校で過ごす6年間の先には、チャンスをものにした人にしか見えない世界が待っています。私が見ている同じ景色を見にいらっしゃいませんか?森 恵莉|1997年卒|東京慈恵会医科大学耳鼻咽喉科学教室・講師(医学博士)筑波大学医学専門学群卒業与えられしチャンスを活かすべし中等部3年時の公民の授業で行った3分間スピーチが私の進路選択の契機となりました。それまでは、新聞をあまり読んでいなかったのですが、しっかりと新聞を読んでみると、テレビのニュースだけではなく、世界中の社会情勢や日本の抱える経済問題について知るようになり、分からない用語を調べるようになりました。そのうちに日本経済について更に知りたいと思い、経済学部を志望しました。土曜プログラムでは数学の講座を取ることで一橋大学の入試の要となる数学に力を入れ、高大連携プログラムでは卒業生が一橋大学を夏休みに案内してくださり、勉強のアドバイスをいただけたことで、高等部2年の夏から受験生としての意識を持って勉強を始めることができました。進路を決める時期は各々異なり、その契機がどのような出来事かは後に気付くことを実感し、宿題を含めた日々の勉強をおざなりにしないでいて良かったと思いました。私は日本の経済問題やデータサイエンス、ゲーム理論について興味があるので大学で更なる躍進をしたいです。佐鳥 真奈|2020年卒|一橋大学 経済学部経済学科1年学校での日々の学習が私の目標の契機となりました卒業生メッセージ森さんのインタビュー動画です。ぜひご覧ください22

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