田園調布学園中高2021
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 英語を通じて、言語や文化に対する理解を深め、「読む・書く・話す・聴く」の4技能をバランスよく伸ばし、積極的にコミュニケーションを図る力を育成します。学年ごとに到達目標を設定し、スピーキングは全学年共通のルーブリックを使用、ペアワークやアクティビティーをおりまぜながら、アクティブ・ラーニング型の授業を多く取り入れています。ディスカッションやプレゼンテーションを行うことで生徒のアウトプットの機会を増やし、実際に英語を使用することを大切にしています。 また、中等部3年・高等部1年のGrammarでは到達度別授業を実施しています。中等部3年から高校の教科書を使用し、内容も高度になってきます。そこで、授業は学年5クラスを3グレード7クラスに分けて行い、定期考査ごとにクラス替えをします。それぞれの学習ペースと理解度に合わせた授業を展開し、そこにおける到達目標を明確にすることで、授業に対する意欲・満足度を高めます。 ネイティブ教員とのティーム・ティーチングでは、海外のニュース映像やプレゼンテーション番組を通じて、英語で世界の文化的、歴史的背景を学び、国際社会を生きていくために必要な教養を身につけます。英語■授業の紹介実施学年テ ー マ授 業 内 容中1Show and Tell「自分の大切なものを、他の人に見せながら紹介する」という活動です。教員の“What's your treasure?”という問いかけから始まり、そのものについての情報(どこで手に入れたか、なぜ大切か等)を、過去形の表現を使いながらスピーチの形式で仕上げていきます。「アイコンタクト」や「ジェスチャー」などのスピーチをする時のポイントもしっかり練習したのち、生徒全員がクラスの前でスピーチを発表します。中2中3スピーチコンテスト・プレゼンテーションコンテストGoogleスライドを用いたプレゼンテーションを各クラスで行い、優秀者は決勝大会に進みます。テーマは中2は「自分が興味・関心のあること」、中3は「人に伝えたいこと」です。夏休みの異文化体験や読んだ本、関心のあるニュースなどについて、プレゼンテーションを行います。内容はもちろん、アイコンタクトなどにも気をつけ、どのようにすれば自分の想いが伝わるかを学びます。高1課題解決型ディスカッション&プレゼンテーションある課題が提示され、それに関連した動画を使って背景知識を確認し、解決策とその具体的な実行プランをグループで話し合い、プレゼンテーションにまとめます。ディスカッションには制限時間を設け、日本語で確認できる時間と英語のみで話し合わなければならない時間を交互に繰り返し、より説得力のある発表に仕上げます。高2リスニング・ストラテジー&ディベートCALL教室で一人一台パソコンを使い、国際連合や太陽系についてなど、さまざまな分野でアカデミックな内容の長文を聞き、効果的にメモをとる方法をネイティブ教員より学びます。そのメモをもとに、ディベートを行います。▪ICTの活用 中等部2年からChromebookをさまざまな活動に用いています(2020年度は中等部1年後期からを予定)。中等部の英会話の授業ではスライドを使ってプレゼンテーションに使用します。 また、オンラインで洋書を読む活動も行っています。多くの洋書の中から自分のレベル・興味に合ったものを選ぶことができます。読んだワード数が蓄積されていくことを励みに、例えば中等部3年の1年間では10,000語を目標に、家庭学習で洋書を読み進めることもあります。 高等部2年OCでは授業内でオンライン英会話を行います。15,000本以上のニュースや映画の一場面といったさまざまな動画を見て知識を得た後に、それを題材としてオンラインでネイティブ講師と、マンツーマンのディスカッションを行っています。スピーキング力とともに、世界情勢の知識や一般教養も身につける活動です。29

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