田園調布学園中高2021
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礼法 基礎育成期の中等部1年が、本校の建学の精神を理解し田園調布学園の生徒としての自覚を持つこと、そして、人として自立し他者とともによりよい社会の担い手となる心構えと行動習慣を身につけることをめざしています。そのために人間関係の基礎となるコミュニケーションやマナーについて実践的に学習し、時・場所・場合・相手にふさわしい言動ができるようにします。家庭 家庭科では、生活に必要な知識・技術の習得だけでなく、これから生きていく社会の中でさまざまな課題を発見し、それに対応できる能力を身につけます。 中等部では、人はなぜ食べるのか、おいしく食べるためにはどうしたらよいのか、健康を維持するためには、何をどのように食べたらよいのかを学びます。生活を便利で快適にするために物を作り、工夫することも必要で、被服製作や木工製作などの実習を通し、集団で作業をすることで協同を体験し、能率よい作業の進め方を考えます。今をよりよく生きるために、実生活で役に立つ内容であることを生徒が実感することが大切です。 高等部では、さらに独り立ちするために、各自で自分の生活をデザインする力が必要です。生活設計の中で自分らしい生き方や働き方を創造していきます。また生活の中にある課題を発見し、その解決策を考え、提案していきます。よりよい家庭生活の実現に向け、ホームプロジェクトを通して探究していきます。さらに高等部2年では5年間の学習内容を総合して、家庭生活の充実と自己実現のための人生設計(キャリア教育)へとつなげていきます。■授業の紹介実施学年科 目テ ー マ授 業 内 容中2技術・家庭(家庭)身近な食品添加物を調べる調理実習で「カスタード・プリン」を作り、たまごの熱凝固性を学び、食品表示を見て市販のプリンとの違いを予測します。そして「ヨウ素液」を使用した簡易実験を行い、市販のプリンの中には、たまごが使用されておらず、でんぷんや食品添加物を利用して固めていることを確認します。さらに、材料の違いが値段にも反映し、条件により選択肢が変わることも学びます。高1家庭基礎ホームプロジェクト日常生活の中の問題点や課題を見つけて、これまでに学んだ知識や技術を活用して、解決に向けて計画を立て、主体的に問題解決を実践したのち検証し、次の解決策を考えていきます。研究・発表を通して、学習した知識・技術の応用、根拠に基づいた自分の考えを相手に伝えられる力を養います。情報 高度情報社会における、インターネットの特性や役割について理解するとともに、その利点を活用して情報を発信・受け取るための基礎的な知識と技術について学びます。そして、実習を通して情報機器や情報通信ネットワークなどを適切に活用して問題を解決するためには、どのような方法で行い進めていけばよいのかを考え、その方法を身につけます。 プレゼンテーションでは、効果的に相手に「わかりやすく」情報を伝えるために、ICT機器を活用して、自己を表現できる能力(資料の作成技法、発表技法等)を身につけます。また、コンピュータ処理の仕組みやプログラミングの基本となる論理的思考(アルゴリズム)を体験的に学び、プログラミング言語「Scratch」を利用したゲーム作成、「HTML・CSS」を利用したWebページ作成等の実習を通して、論理的思考力や問題解決能力を鍛えます。■授業の紹介実施学年科 目テ ー マ授 業 内 容高1社会と情報情報の表現・伝達の工夫人に物事を伝えるために「本当に伝えたい情報は何か」を考え、図解化や情報デザインなど、相手に「わかりやすく」伝えるコツを学び、何度も練習や発表を重ねて身につけます。高2社会と情報メディア制作実習「CM制作」学校の特色・特徴を取り上げる「CM動画制作」を行います。プロモーションを行う目的や役割について考え、実際に放映されている様々なCMを種類別に分けることにより、映像における効果的な表現方法について学習し、実習を通して撮影・編集などの情報活用能力を養います。36

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