田園調布学園中高2021
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国語入試問題について▪ 見たい力・問題作成の基本方針 国語で見たい力は、「基本的な力が身についているか」ということです。それは、「文章の内容を正確に読み取る力=読解力」「読み取った内容を適切に表現する力=記述力」「語彙力(漢字・語句の意味など)」です。これを基本方針として問題を作成しています。▪ 出題形式 50分100点満点。各回、文学的文章と説明的文章をそれぞれ1題出題します。また、漢字問題(読み・書き)を5問程度出題します。▪ <参考>2020年度入試 出典試験時間50分満点100点第1回一:『青がやってきた』まはら三桃(偕成社)二:『オスとメスはどちらが得か?』稲垣栄洋(祥伝社)第2回一:『傑作はまだ』瀬尾まいこ(エムオン・エンタテインメント)二:『「空気」を読んでも従わない 生き苦しさからラクになる』鴻上尚史(岩波書店)第3回一:『夢の動物園ー旭山動物園の明日』坂東元(角川学芸出版)二:『読書する人だけがたどり着ける場所』齋藤孝(SBクリエイティブ)▪ 出題内容 文学的文章では、人物の心情を読み取る問題・主題に関する問題・表現の特徴を捉える問題を、説明的文章では、段落の関係を捉える問題・テーマと題材に関する問題・問題提起とその答え、筆者の主張を捉える問題を軸として出題します。また、本文の内容や筆者の主張をふまえたうえで自分の意見や考えを述べる問題も出題しています。▪ 2021年度 受験アドバイス 文学的文章では、登場人物の心情が、何をきっかけにどのように変わっていくのかを丁寧に読み取る力が必要です。心情語(うれしい、悔しい、恥ずかしい、がっかりした等)はチェックしながら読むとよいでしょう。また、心情は、言動や情景描写などにも表れますので、それらの表現からどのような気持ちが読み取れるのかも意識して読んでください。記述する練習をおすすめします。 説明的文章では、読みながら、筆者が伝えようとしていること(主張)は何かを、大きくとらえることが大切です。繰り返し出てくる言葉や表現・形式段落ごとの中心文(中心内容)には線を引きながら読むなどするとよいでしょう。 2020年度入試では、本文の内容をふまえて自分の意見を書く問題を出題しました。まずは設問に提示された、書くべき内容・条件に沿って記述することに留意してください。これが不足している解答が多く見られます。 漢字問題は、とめ・はね・はらいを確実に、一画一画をていねいに楷書で書きましょう。 ぜひ過去問に取り組んで、対策をしてください。▪第1回 正答率問題正答率一問一(a)85%(b)76%(c)77%(d)65%問二(A)82%(B)66%問三完答5%部分点90%問四完答3%部分点94%問題正答率一問五72%問六完答78%部分点21%二問一(a)68%(b)89%問二34%問三A52%B77%問四59%問題正答率二問五完答1%部分点74%問六完答15%部分点78%問七ア92%イ73%ウ83%エ46%問八完答12%部分点75%51

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