田園調布学園中高2021
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社会入試問題について▪見たい力・問題作成の基本方針社会では、次の3点に留意して問題を作成しています。①基本となる語句を理解し、地図帳や図表、資料集の内容を読み取る力    ②各時代の特徴やできごとの因果関係を捉える力③社会で起きている出来事に関心を持ち、自分の考えや意見を表現できる力▪出題形式 リード文の文章内で語句や年を答える問題を、10〜15題程度出題。その他の設問が40~45題程度。歴史・地理・公民の各分野から出題する総合問題です。歴史分野の割合が多くなります。▪<参考>2020年度 出題形式試験時間40分満点60点第1回54問日本の歴史をみると、どの時代にも他の国や地域から多くの人が日本へやってきて、日本の政治や経済、文化などで大きな役割を果たしてきました。現在、日本で暮らしている外国人は、いつごろから、なぜ日本に来たのか、また、どのような生活を送っているのかについて、歴史をたどりながら出題しました。第2回54問1945年の敗戦から75年が経とうとしています。敗戦により、海外にいた約630万人の日本人が国内へ帰ってきました。しかし、満洲にいた人々は、現地で大変厳しい体験をし、長い間帰って来られない人が多くいました。この地域の歴史をたどりながら、その理由を考える文章を出題しました。第3回54問人々が暮らす地域は、さまざまな特徴があります。なかでも都市は、つくられた時代ごとに特徴があり、多くの人が行き交いました。日本列島で、古代、中世、近世、近現代の各時代にどのような都市が発展してきたかについて、平城京、鎌倉、江戸、横浜を取り上げて、出題しました。▪出題内容 リード文中の空欄に入る語句・数字を答える問題や、文中の下線部の設問に対して答える問題が中心です。リード文のテーマには、さまざまなものを取り上げています。記述形式の問題では、図を読み取って理由を述べる問題や、説明をする問題、提示した史料の目的を述べる問題などがあります。▪2021年度 受験アドバイス 2021年度も、歴史・地理・公民の各分野からアプローチする総合問題の予定です。(1)毎年、長文の問題が出題されます。おっくうがらずに長文を読む習慣を身につけ、問題文に書かれている内容に一通り目を通してから(問題文の長さは10分くらいで読めます)、設問にとりかかりましょう。【2020年度の出題】第1回 世界の人たちと「共に生きる」社会をつくるために[54問]第2回 敗戦と引揚げについて、満州でのできごと[54問]第3回 各時代の都市の発展について[54問](2)漢字指定の場合は、問題文に「漢字で答えなさい」と書かれています。漢字指定の問題が多いので、漢字で正確に書く練習をしましょう。(3)地図帳や図表・資料集をていねいに見る習慣を身につけましょう。(4)各時代の特徴やできごとの因果関係をよく整理して理解しておきましょう。(5)テレビのニュースや新聞にも目を向け、現在の社会のあり方に興味を持つようにしましょう。(6)記述問題は、部分点もあります。設問で何が聞かれているか、じっくり考えましょう。(7)解き終えて残った時間は、見直しに使いましょう。▪第1回 正答率問題正答率問1(1)17%(2)29%(3)88%(4)96%(5)50%(6)41%(7)97%(8)76%(9)51%(10)92%(11)30%問題正答率問1(12)54%問2(1)93%(2)33%(3)完答77%部分点16%問3(1)①36%②83%(2)61%(3)①72%②15%問4(1)69%問題正答率問4(2)31%(3)①67%②36%問5(1)ア36%イ72%ウ10%(2)73%(3)84%問6ア68%イ12%ウ45%問題正答率問742%問8(1)43%(2)43%(3)46%問9(1)ア14%イ60%ウ10%(2)30%(3)86%問10(1)89%(2)63%問題正答率問11良い点81%問題点74%自分の考え82%問12(1)86%(2)80%(3)69%問13(1)完答19%部分点26%(2)54%問1494%57

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