第Ⅲ期 教科横断型の学びから、表現力を磨く▪高等部2年 テーマ:学びの深化/小論文 小論文作成の基本的な技術を習得し、論文作成に求められる多様な視点・柔軟な思考力・他者に自らの考えを明確に伝える表現力を身につけます。▪高等部3年 テーマ:知を拓く/教科横断型・課題解決型の学び 今までの学びを統合し総合力を養います。理科実験を通して教科の繋がりを意識し、課題を解決する力を身につけます。コアプログラム土曜プログラム 課題解決のために、自分たちが考えたアイデアをプロトタイプとして可視化し、テスト・改善を繰り返していく「デザイン思考」を学びます。ここで大切なことは、徹底してユーザー(利用者)視点に立つことと、アイデアを緻密に計画してから形作るのではなく、何度もプロトタイプを作りながら良くしていくということです。人びとの興味・関心も個別化・差異化し、価値観が多様化し続ける時代の中で、より良く生きるために大切な資質を育みます。2020年度は「高校1年生が繰り返し勉強に向かう姿勢を育むためのモノ」「先生が環境問題を手触り感をもって感じられるようになるためのモノコト」「身近にある動きをエネルギーとして利用するモノ」の3つのテーマで学習し、アイデアの発表を行いました。最終プレゼンの日には、複数の企業・組織の方から講評をいただきました。●人文科学探究 ~マーケティング~●人文科学探究 ~デザイン思考~▷SDGs、食べるから見える世界~飢餓と食料廃棄~SDGsの背景を学び、IT技術や再生医療等科学技術が発達し、グローバル化が更に進む世界で何が求められているのかを考えます。「世界の飢餓問題と国連WFPの活動」「食料廃棄と食品ロス」といったテーマでWFPの職員の方々に話を伺い、人間社会が幸せに発展していくには何が必要か考え、アイデアを発表します。▷AI活用によるビジネスモデルコンビニインタビューを通して、社会と企業活動の関係や問題解決solutionについて考え、マーケティングの基礎を学習します。その後、AI利用の実装現場として株式会社ミラボを訪問し、意見交換することで、AI活用によるビジネスモデルについて考え、アイデアを発表します。2020年度は、5人ずつの二つのグループで、『AI活用ビジネス』『AIと共にフードロスと向き合う』というテーマに分かれて討論を重ね、AIを活用した実現可能な解決策を提案できるようにまとめました。41
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