田園調布学園中高2022
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社会入試問題について▪見たい力・問題作成の基本方針社会では、次の3点に留意して問題を作成しています。①基本となる語句を理解し、地図帳や図表、資料集の内容を読み取る力    ②各時代の特徴やできごとの因果関係を捉える力③社会で起きている出来事に関心を持ち、自分の考えや意見を表現できる力▪出題形式 リード文の文章内で語句や年を答える問題を、10〜15題程度出題。その他の設問が40~45題程度。歴史・地理・公民の各分野から出題する総合問題です。歴史分野の割合が多くなります。▪<参考>2021年度 出題形式試験時間40分満点60点第1回52問人類はその歴史を通じて、絵画をはじめとする芸術作品を数多く作ってきました。ここでは、いくつかの作品を紹介しながら、先史時代から現代に至るまでの歴史と芸術作品の関わりについての文章を読み、歴史・地理・公民の各分野から出題しました。第2回52問21世紀になって、被害の大きい気象災害が頻繁に起きるようなりました。2019年10月の台風19号は、1974年の多摩川水害以来の大きな被害をもたらしました。国による改修工事が始まってから103年が経つ多摩川の治水と、川崎の歴史を振り返りながら、地域の変化や防災について歴史・地理・公民の各分野から出題しました。第3回54問1945年8月9日に長崎県長崎市に原子爆弾が投下されてから75年以上が経ちました。被爆者の1人である山川剛さんの被爆体験と平和運動への取り組みを軸に、被爆地長崎の復興と、被爆者が中心になって続けてきた平和な世界を実現するための活動をたどりながら、歴史・地理・公民の各分野について出題しました。▪出題内容 リード文中の空欄に入る語句・数字を答える問題や、文中の下線部の設問に対して答える問題が中心です。リード文のテーマには、さまざまなものを取り上げています。記述形式の問題では、図を読み取って理由を述べる問題や、説明をする問題、提示した史料の目的を述べる問題などがあります。▪2022年度 受験アドバイス 2022年度も、歴史・地理・公民の各分野からアプローチする総合問題の予定です。(1)毎年、長文の問題が出題されます。おっくうがらずに長文を読む習慣を身につけ、リード文に書かれている内容に一通り目を通してから設問に取りかかりましょう(リード文は10分くらいで読める長さです)。(2)漢字指定の場合は、問題文に「漢字で答えなさい」と書かれています。漢字指定の問題が多いので、漢字で正確に書く練習をしましょう。(3)地図帳や図表・資料集をていねいに見る習慣を身につけましょう。(4)各時代の特徴やできごとの因果関係をよく整理して理解しておきましょう。(5)テレビのニュースや新聞にも目を向け、現在の社会のあり方に興味を持つようにしましょう。(6)記述問題は、部分点もあります。設問で何が問われているか、じっくり考えましょう。(7)解き終えて残った時間は、見直しに使いましょう。▪第1回 正答率問題正答率問1(1)91%(2)78%(3)93%(4)77%(5)49%(6)43%(7)89%(8)51%(9)55%(10)70%(11)72%(12)97%問題正答率問285%問392%問4(1)①80%②94%(2)90%(3)①59%②73%(4)89%問5完答0%部分点3%問679%問題正答率問7(1)45%(2)完答18%部分点38%問8完答27%部分点45%問9(1)71%(2)85%問10(1)30%(2)53%(3)16%問11(1)59%(2)39%問題正答率問12(1)36%(2)94%問13(1)81%(2)完答5%部分点5%問1440%問1571%問16(ア)23%(イ)16%(ウ)9%(エ)82%問題正答率問17(1)46%(2)完答63%部分点31%(3)56%問18(1)55%(2)完答63%部分点16%問1988%問20完答88%部分点2%57

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