田園調布学園中高2025
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2023年度の『講究』授業内容第20回 関数グラフアート全国コンテスト入賞作品第1回 フェルマーの最終定理第2回 結び目理論入門第3回 計算機とアルゴリズム第4回 小論文の中に現れる数学 理科では中高6年間で約150もの実験を行います。特に中等部1年2年では、ほぼ毎週実験を行っています。「実験を行ってから、その内容を教科書で学習」という授業展開を実施しているため、教科書の内容を具体的にイメージすることができ、内容の理解につながっています。高等部3年生でも、大学入試で頻出のテーマは実験も行いながら知識や内容の定着を図っています。 数学では、中等部1年の代数「正負の数の加減」において、正負の数が書かれたカードを用いた導入を行い、数式をカードでイメージするという授業を実施しています。また、図形「オイラーの多面体定理」においては、ポリドロンと呼ばれる立体パズルを使って、正四面体などの立体を生徒たちが組み立てます。組み立てた立体を観察することで、規則性や数学的な特徴を発見し、それを式で表現していきます。その他、中等部2年では1円玉を用いて「実験と計算から考えるパッキング問題」や、高等部2年ではハノイの塔を用いて「漸化式のパズルへの応用」といった授業を実施しています。第5回 連分数展開第6回 音階の不思議を数学で考える第7回 数学の問題作成の授業第8回 スパゲッティ問題に挑戦数学『講究』(土曜プログラム高2対象)●教員オリジナルリレー講座 本校数学科の教員がかわるがわるリレー形式で授業を担当していく講座が『講究』です。普段の授業では扱わない、教員一人ひとりの専門性を生かしたオリジナルテーマの授業を展開し、生徒の興味・感心を刺激します。中には大学受験の背景知識になるような内容もあり、受験勉強にも生きます。教科書の枠にとらわれず、学問としての数学の深み・広がりを感じてもらうとともに、知的探究心を育み、自ら考える姿勢を身につけてもらうことが狙いです。毎回の授業を楽しみにしている生徒が多く、また満足度も非常に高いプログラムになっています。抽象的なものを具体的にイメージ二〇二四年 迎春屏風(中2)写す(中2)関数グラフアート(中2・中3)●グラフでイラストを描こう グラフ作成アプリを使い、関数の数式を入力することで、その数式に対応した形状のグラフを作成します。そして、グラフを複数組み合わせてイラストを描きます。入力した数式がすぐにグラフに反映されるので、生徒は思い通りのグラフが作成できるまで、数値や式を調整するなど、何度もトライ・アンド・エラーをくり返しながら描きたい絵をグラフで表現していきます。また、より高度に表現するために、未知の関数について調べる生徒もいるなど、主体的な学びにつながっています。人類の進化(中3)DEN-EN CHOFU GAKUEN JUNIOR & SENIOR HIGH SCHOOL 10興味関心を伸ばし、知的好奇心を刺激する理科や数学に対する苦手意識をリセット

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