校章学校法人 調布学園沿革「大和撫子(やまとなでしこ)」、美しい響きを持つ言葉です。ナデシコは、日本女性の美を象徴する花として、古くから愛されてきました。多摩川の河原に群生し、可憐な優しさの中に強さを秘めるナデシコ。田園調布学園の校章のモチーフとして、生徒たちの胸に心に、輝いています。□ 田園調布学園大学・大学院□ 調布幼稚園□ 田園調布学園大学 みらいこども園中等部高等部学校長 清水 豊 学園の創立者である西村庄平先生は、外国航路の船長として世界各地を見て回り、日本の発展のためには教育、特にこれからは女子の教育が重要と考え、1926年に調布女学校を創立し、初代校長として川村理助先生を迎えました。この川村先生がご自身の体験の中から気づき提唱した「捨我精進」を実践していくことが本校の教育方針です。 2020年1月からの新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の下での学校生活には、感染防止のために数々の制限が加えられてきましたが、生徒たちは「今できることを精一杯やる」という気持ちで、この困難な状況を乗り越えてきました。 これから社会に出ていく中学生、高校生は未来をただ悲観的にとらえるのではなく冷静に現実や自己を見つめ、「自分たちが生きていく新しい社会、よりよい社会を自分たちが創っていく」、という気持ちを持ってほしいと思います。 このための土台を作っていくのが中高の6年間です。変化のスピードが速い世の中を生きていくためには、この変化に対応するために「学び続けていく姿勢」が必要になりますが、同時に時代の流れに翻弄され本質を見失わないように「批判的に物事を見る力」も大切になってきます。 体験を重視した田園調布学園での6年間の学校生活の中で、時には失敗することがあるかもしれませんが、勇気をもって一歩踏み出し、仲間と協同しながら今までの自分を超えるための、あるいは学校をよりよくするための挑戦をしてください。そういうみなさんを田園調布学園は精一杯応援していきます。新しい社会、より良い社会を創るという気概を育むことで、世の中の変化に戸惑うことなく、物事の本質を見極める確かな目と強い心を持った自分の力で人生を切り拓く女性を育てます1926(大正15年)1947(昭和22年)1948(昭和23年)2004(平成16年)2005(平成17年)2012(平成24年)2014(平成26年)2016(平成28年)2018(平成30年)□ 調布女学校創立□ 調布中学校(新制)設立□ 調布高等学校(新制)設立□ 田園調布学園中等部・高等部に校名変更□ 新校舎竣工□ ユネスコスクールに加盟□ 併設型中高一貫校に移行□ 土曜授業推進事業に認定□ 創立90周年□ 第二校舎(創造探究棟)改築竣工DEN-EN CHOFU GAKUEN JUNIOR & SENIOR HIGH SCHOOL 66
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