田園調布学園中高2025
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知識や技能を総合的に使いこなす力が身につく教科横断型授業お互いの教科の学びが深まるテーマを念頭に、これからも深化させていきます学園ブログ教科横断型授業の様子をご覧いただけます教育の特色教科横断型授業 社会の課題は複雑かつ、いろいろな分野にまたがって存在しています。生徒に教科の好き嫌いがある理由の一つに、教科間の関係性が見えづらいということがありますが、好きな教科の話題の中に、あまり好きではない教科の知識を使う場面が出てくると、生徒はどちらの科目の必要性も感じます。それが苦手教科を面白く感じるきっかけにもなります。また、物理的な見方ができると腑に落ちやすい数学の話題などもあり、横断的な学びは、それぞれの教科のレベルアップにもつながると考えています。 これからは、好き嫌いで物事を判断するような人ではなく、視野を広く持てる人が社会で求められます。分野の垣根を越えて、異分野の人たちと仕事をする社会で力を発揮するために、これからも田園調布学園は教科横断型授業にこだわり続けます。入 英樹副教頭・教務部長 これから生徒たちに求められる力とは、一つの教科で得た知識や技能が他の分野でも機能していることに自力で気づいたり、実際に使ったりすることのできる総合力です。地域や国境、専門分野の垣根を越えて、異分野の人たちと仕事をすることがますます増えていく現代において、このような力をつけていくことは重要です。2023年度までに約40の教科横断型授業を実施してきました。毎年継続して行っている授業もあれば、一回で行わなくなった授業もあります。「まずはやってみよう」と日々考えながら実践してきた結果です。今後は、お互いの教科にとって有益になることを意識しながら深化させていき、目的を明確にした授業を増やしていきます。07分野の垣根を越えた学びを通じて、一つの事象を多角的・複眼的に見る姿勢が養われます

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