教育の特色

  1. 6年間の流れ・
    カリキュラム
  2. 協同探求型授業
  3. 土曜プログラム
  4. 体験学習・
    学習体験旅行
  5. 国際交流
  6. 教科
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  3. 教科

教科

  1. 英語
  2. 国語
  3. 数学
  4. 社会
  5. 理科
  6. 保健
    体育
  7. 芸術
  8. 家庭
  9. 情報
  10. 礼法

英語

英語を通じて、言語や文化に対する理解を深め、「読む・書く・話す・聴く」の4技能をバランスよく伸ばし、積極的にコミュニケーションを図ろうとする姿勢を育成します。学年ごとに到達目標を設定し、スピーキングは全学年共通のルーブリックを使用、ペアワークやアクティビティーをおりまぜながら、アクティブ・ラーニング型の授業を取り入れています。英語は言語であるため、一方的に教えられるだけでは身につきません。ディスカッションやプレゼンテーションを行うことで生徒のアウトプットの機会を増やし、実際に英語を使用することを大切にしています。
また、中等部3年・高等部1年のGrammarでは到達度別授業を実施しています。中等部3年から高校の教科書を使用し、内容も高度になってきます。そこで、授業は学年5クラスを3グレード7クラスに分けて行い、定期考査ごとにクラス替えをします。それぞれの学習ペースと理解度に合わせた授業を展開し、そこにおける到達目標を明確にすることで、授業に対する意欲・満足度を高めます。
ネイティブ教員とのティーム・ティーチングでは、海外のニュース映像やプレゼンテーション番組を通じて、英語で世界の文化的、歴史的背景を学び、国際社会を生きていくために必要な教養を身につけます。

授業実践例

実施学年 テーマ 授業内容
中1 Show and Tell 「自分の大切なものを、他の人に見せながら紹介する」という活動です。教員の “What's your treasure?” という問いかけから始まり、そのものについての情報(どこで手に入れたか、なぜ大切か等)を、過去形の表現を使いながらスピーチの形式で仕上げていきます。「アイコンタクト」や「ジェスチャー」などのスピーチをする時のポイントもしっかり練習したのち、生徒全員がクラスの前でスピーチを発表します。
中2
中3
スピーチコンテスト・
プレゼンテーションコンテスト
グーグルスライドを用いたプレゼンテーションを各クラスで行い、優秀者は決勝大会に進みます。テーマは中2は「自分が興味・関心のあること」中3は「人に伝えたいこと」です。夏休みの異文化体験や読んだ本、関心のあるニュースなどについて、プレゼンテーションを行います。内容はもちろん、アイコンタクトなどにも気をつけ、どのようにすれば自分の想いが伝わるかを学びます。
高1 課題解決型ディスカッション&
プレゼンテーション
ある課題が提示され、それに関連した動画を使って背景知識を確認し、解決策とその具体的な実行プランをグループで話し合い、プレゼンテーションにまとめます。ディスカッションには制限時間を設け、日本語で確認できる時間と英語のみで話し合わなければならない時間を交互に繰り返し、より説得力のある発表に仕上げます。
高2 リスニング・ストラテジー&
ディベート
CALL教室で一人一台パソコンを使い、国際連合や太陽系についてなど、さまざまな分野のアカデミックな内容の英語の長文を聞き、効果的にメモをとる方法をネイティブ教員より学びます。そのメモをもとに、ディベートを行います。

Chromebookの活用

中等部2年から高等部2年ではChromebookをさまざまな活動に用います。中等部の英会話の授業ではスライドを使ってプレゼンテーションに使用します。
また、オンラインで洋書を読む活動も行っています。多くの洋書の中から自分のレベル・興味に合ったものを選ぶことができます。読んだワード数が蓄積されていくことを励みに、例えば中等部3年の1年間では10,000語を目標に、家庭学習で洋書を読み進めることもあります。
高等部2年OCでは今年度から授業内でのオンライン英会話をスタートしました。15,000本以上のニュースや映画の一場面といったさまざまな動画を見て知識を得た後に、それを題材としてオンラインでネイティブ講師と、マンツーマンのディスカッションを月2回ほど行っています。スピーキング力とともに、世界情勢の知識や一般教養も身につける活動です。

高1到達度別クラス 
到達目標 [2019年度]

class クラス人数 到達目標 授業内容と方針 12月GTEC
目標スコア
α 40前後
  • ・教科書の例文を応用し、自由に英文が書ける
  • ・自分の意見を英語でまとめて書くことが短時間でできる
  • ・時事レベルの英文を読み、要約できる
  • ・海外のニュース番組を聞いて概要を理解できる
教科書の例文にとどまらず、広く大学入試問題や時事問題、TOEICの問題などにも取り組む。大学入試レベルの高い内容とする。 700
β 35前後
  • ・教科書の例文を元に、英文を書くことができる
  • ・自分の意見を英語でまとめて書くことができる
  • ・時事レベルの英文を読み、理解できる
  • ・リスニング問題集で平均して高得点を取ることができる
基礎の確認に加えて、入試問題レベルの学習内容にも取り組む。未知の語句の意味を論理的に類推する力など応用力を養う。 600
γ 20前後
  • ・教科書の例文を理解し、英文を書くことができる
  • ・英作文で使用できる構文・熟語等を確認し、自分のものにすることができる
  • ・一定量の英文を読み、内容理解ができる
  • ・リスニング問題集で耳から入る英語に慣れ、問題の解き方を身につける
わからないところ、苦手なところを授業内で発見し、なくしていく。英語の基礎力はもちろん実力をつけるために、予習・復習の習慣を徹底し、自分の英語の勉強の仕方を確実に身につける。 500

English Room

English Roomは4名のネイティブ教員を中心に運営しています。
低学年に向けては、ハロウィーンやクリスマス等の季節にちなんだイベントを行い、ネイティブ教員と話をしたり、海外文化に触れたりする機会を多く設けています。中等部1年を対象としたウェルカムパーティーを企画したり、授業でそれぞれのイベントを紹介したりするなど、継続的にEnglish Roomを訪れるような仕掛けづくりをしています。
中・高学年の生徒に向けては、英検の面接試験練習や、その他の外部試験の対策、模擬国連の練習を行っています。English Roomは、校内で英語に触れる楽しさと実用性を兼ね備えた「英語に親しみ、学べる空間」です。

実用英語技能検定・GTEC・TOEFL junior standard

実用英語技能検定(英検)は各学年に取得目標を掲げており、校内で年2回実施し、推奨しています。授業内での対策はもちろん、English Roomでもインタビューテストの練習を行っており、2次試験(面接)の合格率が高いのがその成果の表れでもあります。

  1. 中等部1年:4級(取得率95%)
  2. 中等部2年:3級(取得率96%)
  3. 中等部3年:準2級(取得率84%)

また、ベネッセによるGTEC(英語運用能力テスト)を中等部2年~高等部2年全員が受けています。一昨年度よりスピーキングテストも加わり、4技能の伸長度を毎年冬に測っています。また、TOEFL iBT対策として2017年度よりTOEFL junior standardを校内で年2回実施しています。こちらも昨年度よりスピーキングテストが導入されました。中等部の早い段階でTOEFL型の問題に慣れることで、英語力をさらに高めようという意識につながっています。

英会話レッスン

本校英語教育では「読む・書く・話す・聴く」の4技能をバランスよく伸ばしていくことに努めていますが、特にスピーキングは練習によって慣れることが効果的です。そこで平常授業でのスピーキング指導に加え、放課後を利用した「英会話レッスン」を行っています(有料)。インターネットを利用し、1対1のマンツーマンで英会話練習を行うプログラムです。自分の英語が通じる喜びは英語学習の大きな動機づけとなり、英語で自分の考えを表現する能力の一層の向上をめざしています。

取り出し授業

帰国子女入試(英語選択者)または英検2級(またはそれと同等の力)取得者の中で希望する生徒を対象に、英語の授業の一部でネイティブ教員による少人数の取り出し授業を行っています。授業は英語で行われ、エッセイライティング、TOEFL問題、時事英語のReading、それに基づいたディスカッション、プレゼンテーションを行っています。現在持っている高い英語力を維持し、さらにネイティブ教員との少人数授業を行うことにより、中等部卒業時に英検準1級の取得をめざしています。また外部のスピーチコンテストや模擬国連にも参加しています。

国語

「読解力」「思考力」「表現力」の向上と、自分の視野を広げ思考を深める学びや活動を主体的に行えることをめざし、授業を実践していきます。教科ルーブリックの下、各学年において適宜教材や単元ごとに自己評価や他者評価を取り入れ、定期考査後にもルーブリックによる振り返りを行うことで、具体的に自分の現状と今後の課題を把握しその後の取り組みにつなげる仕組みを作っています。
中等部1年・中等部2年では、教科書を中心に読み、言葉を正確に理解しながら読解力を身につけ、自分の意見を適切に表現するために「読む、書く、聞く、話す」ことの基礎力を養います。中等部3年・高等部1年では教科書以外の作品を掘り下げて読む(高1)ことで、読解力をさらに深め、物を見る視点を広げていきます。高等部2年・高等部3年では、現代文・古文・漢文ともに抽象的な文章を読み、読解力、分析力、思考力といった総合的な力をつける授業を展開しています。

授業実践例

実施学年 科目 テーマ 授業内容
中1 国語 お気に入りを紹介しよう
(スピーチ)
自分のお気に入りを、スピーチの形でクラスのみんなに紹介し、その魅力を伝えます。①話題探し(自分を知ってもらうのに適していて、聞き手にとってもおもしろさや価値があるものを探す)、②どんな内容にするか(好きな理由やエピソードなど)、③スピーチの構成(わかりやすく伝わる内容や話す順番を考える)、④提示するものやパフォーマンスの工夫(実物・写真・音楽・ビデオ・実演など)を考えて、スピーチを行います。その際、「人に伝える」ことを意識した表現(声・速さ・目線・間の取り方など)を心がけます。友人の発表にはコメントを記入し、各自がそれを見ながらスピーチを振り返ります。自己評価・他者評価を通して、自分の達成度や課題を認識し、次へつなげていきます。
中2 国語 『走れメロス』
(太宰治)を
放送劇台本へ
5~6人で班を作り、それぞれの担当箇所を放送劇の台本として改編し、発表します。登場人物を増やすことも認め、地の文からセリフを立ち上がらせていきます。また、効果音を追加するなどの工夫を凝らします。まずは原作の人間関係や心情を適切に読み取り、それを新たなストーリーに反映することで、読解と鑑賞を深めることをめざします。これはルーブリックを用いた授業で、発表後には自己評価・他者評価を行い、取り組みを振り返ると同時に今後の課題を自ら見出します。
中3 国語 一冊の書物
『日本語教のすすめ』
グループ学習による読解で、内容の理解を深めた後、全員が「日本文化」をテーマに論文を書きます。いくつかの書籍やデータを比較検討することで、研究内容を深めるだけでなく、情報を結びつけ活用する論理的思考力・表現力を身につけます。
高1 現代文 『祭りの場』
(林 京子)
学習体験旅行の事前学習として、9月に『祭りの場』を読みます。①感想文を書いてクラスで共有し、②原子爆弾について調べ、興味を持った新聞記事を要約して意見を書き、なでしこ祭で展示します。友人同士で意見交換をし、戦争や原子爆弾に関するさまざまな記事を読み学ぶことで、事実を知り考えを深め、社会的な視点を身につけていきます。
高2 現代文 『こころ』
(夏目漱石)
『こころ』を読んで、小説の展開においてポイントとなる課題について、グループごとに検討します。自分とは異なる他の人の解釈を知り、文章を詳細に読み込んでいくことを通して、正確な読解力を高めていきます。
高3 現代文 小論文 『科学論』などの課題文を読んで小論文を作成し、生徒同士で読み合い、構成や論の展開などについて具体的に意見を述べます。その意見や教員の添削をもとにリライトをして、思考を深め、表現力を磨きます。その後、「言語」「環境」のテーマに沿った評論文を読み、さらに考えを広げていきます。

数学

数学を通して知識を得るだけでなく、世の中のさまざまな事象を論理的に整理したり、分析することができる、生涯に渡って役立つ思考力を身につけることを目標にしています。生徒が大学、あるいはその先の学びや問題解決の場面において、常に数学的素養を力として発揮できるよう、科学的に物事を考える姿勢や、多角的な視点を養います。
中等部1年・中等部2年で中学の学習内容が終了します。中等部3年から高等部2年までで高校の学習内容の大半を終え、高等部3年では演習中心の授業を行っていきます。中等部3年・高等部1年では到達度別授業を実施しています。学年5クラスを3グレード(α・β・γ)7クラスに分けて少人数で授業を行い、定期考査ごとにクラス替えをします。例えば発展的な問題を演習する時、αではヒントを与えずに一から解法を考え、βでは誘導をつけ解法のヒントをちりばめ、γでは発展問題を解くうえで必要な基本問題の確認から行うというように、各グレードの生徒たちが問題を解いたときの達成感を感じられるように授業を展開しています。このようにそれぞれの学習ペースと理解度に合わせた授業を行い、到達目標を明確にすることで、生徒の授業や自宅学習に対する意欲を高めています。
また、社会で広く求められている統計的思考力を生徒が身につけられるように、統計検定の受検を推奨しており、統計検定4級(高校1年レベル)の内容が中等部2年までに終わるカリキュラムにしています。また、3級(高校卒業レベル)の対策も授業の中で実施しており、中等部3年・高等部1年の段階で合格者が多く出ています。
中等部2年・中等部3年の長期休みの課題として、学習した関数を用いて絵を描く「関数グラフアート」を実施しています。この取り組みによって、生徒たちは関数に対する理解を深め、苦手意識を払拭することができています。また、グラフアートのルーブリックを事前に示すことで、生徒たちの目標意識を高めます。優秀作品は全国コンテストで入賞もしています。

第15回関数グラフアート全国コンテスト
優秀賞受賞作品「OperaHouse」(中等部2年)

高1到達度別クラス 
到達目標 [2019年度]

class クラス人数 到達目標 授業内容と方針 進研模試
目標偏差値
α 40前後
  • ・教科書の例題と章末問題がすべて解けるようになる
  • ・教科書傍用問題集の基本・標準問題に加え、演習問題がすべて解けるようになる
  • ・教科書の定理・公式の意味を理解し、証明を自力で書くことができる
  • ・大学入試問題を含む複合的・発展的な問題の解決能力を身につけ、別解の検討もできる
教科書の内容にとどまらず、大学入試での出題や、高い思考力を要する問題も積極的に扱っていく。既習事項を利用して解く応用問題の演習では、なるべく誘導を与えず自力で筋道を見い出す練習を行い、アウトプット能力を高める。 62以上
β 35前後
  • ・教科書の例題すべてと章末問題の一部が解けるようになる
  • ・教科書傍用問題集の基本・標準問題すべてに加え、演習問題が一部解けるようになる
  • ・教科書の定理・公式の意味を理解し、証明を自力で書くことができる
  • ・大学入試問題を含む複合的な問題の解決能力を身につける
教科書の内容に加えて、ややレベルの高い問題にも積極的に触れる機会を作り、基礎の理解・定着を深いものにする。既習事項を利用して解く応用問題の演習では、適切な誘導を与え、自分の知識をどうアウトプットすればよいのか考えられるようにする。 57以上
γ 20前後
  • ・教科書の例題がすべて解けるようになる
  • ・教科書傍用問題集の基本・標準問題がすべて解けるようになる
  • ・教科書の定理・公式の意味とその証明法を理解できる
  • ・計算過程や証明を論理的に記述することができる
まずは教科書の内容理解を徹底し、基本問題の反復をしっかり行う。また、復習の習慣を身につけ、自力で計算ができることを目指す。数学に対する苦手意識を払拭し、楽しさに気づけるようにする。 52以上

授業実践例

実施学年 科目 テーマ 授業内容
中1 数学
(代数)
正負の計算 グループに分かれ、正の数・負の数が書かれたカードをお互いに引き合い、持ち点を競い合うゲームを行います。自分の持ち点の変化を考えると、「なぜ負の数をひくと足し算になるのか」を理解することができます。
中1 数学
(図形)
立体図形の考察 「ポリドロン」と呼ばれる立体パズルを使って、正四面体などの立体を生徒たちが組み立てます。組み立てた立体を観察することで、規則性や数学的な特徴を発見し、それを式で表現していきます。
中2 数学
(代数)
生活に関わる関数 タクシー料金改定の新聞記事を用いて、改定前と改定後の移動距離と料金の関係をそれぞれ計算しグラフを書きます。その後、2つのグラフを比較し、同じ距離を移動したとき料金にどのような変化があるかを探ります。数学の授業以外でも数学的に物事を考えることができる力を育てる授業です。
高1 数学
(代数)
黄金比 身近に潜む神秘の数「黄金比」について、今まで学習してきた内容を駆使して理解を深めます。美術や建築、自然界のさまざまな場面に黄金比が現れることを学びます。
高2 数学
(数学B)
漸化式の
パズルへの応用
パズルゲーム「ハノイの塔」を漸化式で解明することに挑戦し、結論をグループごとに発表します。また、新たにルールが追加されたときに、漸化式がどう変化するかも考えます。

社会

6年間の学習を通して、社会で起きている出来事への関心を持ち、現実にある問題を当事者の立場で考えて自分の意見を発信できる力を養います。教科ルーブリックも使いながら、自分の到達度を振り返ります。
中等部1年・中等部2年では、世界の各地域を地理・歴史の両方から理解することで、異なる地域や社会に暮らす人々の文化や歴史を知り、広い視野で事象を捉えられるよう、学んでいます。年表や地図帳の活用とともに、映像資料や参考資料を用いて自分の考えを深め、発表する機会も設けています。中等部3年の公民では、司法の現場を知るために1960年代前半から東京地方裁判所の公判傍聴を続けています。また、生徒自身で新聞記事を材料に時事問題を取り上げて発表する「5分間ニュースキャスター」という取り組みを行っています。
現代社会がどのように形成されたかを理解するために、高等部1年の地理歴史では、世界史(必修科目)で20世紀以降の現代史を、日本史(選択科目)で1945年以降の歴史を学びます。地理(選択科目)では、世界の自然環境や資源と産業、生活文化などを学ぶことで、グローバルな視点で物事を捉えられるようにします。さらに、学習体験旅行の事前学習の一環として、訪れる地域の歴史や文化を学び、現代につながる諸問題について理解を深めます。
生徒は毎年、自分でテーマを決め、現地調査や文献などにあたって自由研究レポートを作成します。レポートの優秀作は、毎年発行される社会科研究誌『葦』(1971年度創刊)に掲載されます。

授業実践例

実施学年 科目 テーマ 授業内容
中1 社会
(歴史)
歴史に興味を持つ 教科書の見出しの中から興味を持ったものを選び、調べてまとめ、発表します。
中2 社会
(地理)
日本地誌
(東北地方)
東北地方の学習では、中等部2年の体験学習で訪れる山形県を取り上げ、地域の特徴を調べます。
中3 社会
(公民)
5分間
ニュースキャスター
(毎回の授業)
毎回の授業の始めに、生徒自身が興味を持った新聞記事を選び、その内容や自分の考えなどを発表します。時事問題への関心を深めるとともに、他の生徒の発表を通して、自分とは異なる見方について考え、より広い視野と思考力を身につけます。
中3 社会
(公民)
基本的人権 政治分野の学習では、民主政治が形成される歴史を学び、人権の意義を考えます。最後に映画「橋のない川」を鑑賞し、東陽一監督のお話を聞きます。差別の無い、人間同士がお互いに尊重し合う社会をめざすこと、その大切さを考え、レポートにまとめます。
中3 社会
(公民)
三権分立
(東京地方裁判所
公判傍聴)
毎年6月頃、三権(司法・立法・行政)の学習に合わせてクラス単位で裁判所を訪ね、刑事裁判を傍聴します。実際に裁判所へ行き法廷内で傍聴することで、授業で学んだ知識をより深く理解できます。事後学習では、グループごとに傍聴した裁判の内容を報告し合います。
高2 社会
(倫理)
西洋近代思想 芸術科との教科横断型授業の一環として、西洋近代思想分野で学んだテーマやキーワードを1つ選んでよく吟味し、造形物として表現します。普段とは違った創作活動を通じて、生徒の創造力を養います。

理科

各学年とも、授業の中に実験や観察の機会を多く設けることで理科の楽しさを体験し、科学に対する興味・関心を引き出すとともに、実験・観察レポートを通じて、科学的に探求する方法を身につけることを目標としています。協同探求型授業の充実を図り、実験や実習、問題演習の授業では、グループで考え、教え合い、また班員で一つの問題を解き解答を作成することで、生徒の思考力や表現力だけでなく、難易度が高い問題に対して協力して粘り強く取り組む姿勢も養っていきます。実験の授業では、実験のどこに注目するか、どのくらい理解できたかを細かく確認することのできる「実験ルーブリック」を実験の前に配布し、各項目に従って実験を進めます。これにより実験のポイントやどのようにレポートを書けばよいかを明確にしています。
中等部1年・中等部2年では中学校の内容を扱います。実験・観察を通じて理科の楽しさを体験し、科学的なことがらに対する興味・関心を引き出すとともに、実験・観察レポートを通じて、科学的に探求する方法を身につけることを目標としています。
中等部3年・高等部1年では高等学校の基礎的な内容を扱います。中等部3年では「物理基礎・化学基礎」と「地学基礎」を、高等部1年では「物理基礎」・「化学基礎」・「生物基礎」を学習し、2年間で科学的な興味関心と科学に対する総合的な理解を深めることを目標としています。
高等部2年・高等部3年では高等学校の発展的な内容を扱います。2年間とも物理・化学・生物・地学が選択科目として設けられており、科学に対して深く理解し、進路を実現するための学力を身につけることを目標としています。
夏休みには学年に応じた課題研究に取り組み、自学自習の機会にするとともに、外部のコンクールに応募したり、発表会等に参加したりしています。また、校内では『理科通信』を毎年発行し、発表の場としています。

中等部3年 物理基礎 実験ルーブリック〜重力加速度の測定〜

大項目 項目 4 3 2 1
実験
技能
記録タイマー・
記録テープの使い方
タイマーやテープを正しい向きに設置できる
タイマーとテープとの間に摩擦がかからないように工夫できる
タイマーやテープを正しい向きに設置できる 他の班の実験を真似たため、使い方に不安がある 記録タイマーを正しく使えなかった
結果の
解析
記録テープの処理
(表1・2の書き方)
0.1秒ごとの平均の速さの差、1秒ごとの平均の速さの差、加速度、これらの関係を説明できる 0.1秒ごとの平均の速さの差、1秒ごとの平均の速さの差、を説明できる 表の記入はできたが、内容の説明はできない 表を記入できなかった
v-tグラフ 軸、単位、目盛りを全て記入した平均の速度をグラフで表現できる 軸、単位、目盛りを全て記入した 班員のグラフを写した 描けなかった
x-tグラフ 軸、単位、目盛りを全て記入したグラフの接線の傾きが何を意味するかを説明できる 軸、単位、目盛りを全て記入した 班員のグラフを写した 描けなかった
考察 重力加速度と
質量の関係
班員のデータをもとに班員と意見交換しながら考察した 自分だけで考えて考察した 班員の答えを写した 書けなかった
重力加速度と
物体の形状の関係
班員のデータをもとに班員と意見交換しながら考察した 自分だけで考えて考察した 班員の答えを写した 書けなかった
実験全体を通して 意欲的に取り組んだ 取り組んだ あまり意欲的に取り組めなかった 全くやる気が出なかった

授業実践例

実施学年 科目 テーマ 授業内容
中2 理科Ⅰ 課題研究
~ICTを用いた
研究発表と相互評価~
中等部1年の夏休みに取り組んだ課題研究を継続し、テーマや方法など、教員と話し合いながら、さらに進化・深化させたものにします。研究した内容は、授業支援アプリ「ロイロノート」を使って発表します。聞き手は直接質問するだけでなく、タブレットを使用して評価を入力し、相互評価することで自己の学びへとつなげます。優れた作品は、朝永振一郎記念「科学の芽賞」など外部コンクールに応募しています。
中3 理科Ⅱ
(地学)
火成岩の分類 6種類の火成岩を、粒の様子・色をもとに分類し、岩石名の書かれたシートに並べてタブレットで写真を撮り、「ロイロノート」で提出します。提出されたものはすぐに採点されて返却されるので、生徒は自分の作業の結果をすぐに振り返ることができます。
中3 物理基礎 運動の法則の検証 運動の法則を検証する実験では、クラスの一人ひとりが、扱う台車の質量や斜面の高さを変え、加速度の実験データを算出し、そのデータをG-Suite(スプレッドシート)に入力します。クラス全員のデータを集約し、グラフ化することで、加速度と力、加速度と質量の関係を検証します。
高2 物理演習 得点アップ対策 10月に実施する模擬試験の対策授業。家庭で課題問題を解き、G-Suite(Forms)に解答を入力します。家庭で個人結果やクラスデータをグラフで見て、苦手分野等を確認します。また、授業では苦手分野の対策に時間をかけ、徹底的に苦手分野をなくしていきます。
高3 化学 金属イオンの確認 事前に、4種類の水溶液に入っている可能性のあるイオンを示しておき、実験方法を各自で考えてきます。当日は、試薬と器具のみを用意し、班に一つタブレットを渡し、行った実験方法と結果を写真や動画で記録します。次の回の授業では、考察の確認をすると同時に、各班で撮影したものを「ロイロノート」で提出し、他の班と実験方法や結果を共有し、考え方を広げるとともに、自分たちの班の結果と比較し、差異について考えます。

保健体育

保健体育科では、多くの種目を実践していきながら、協同を大切に身体を鍛えています。具体的には、中等部1年では体力作りに主眼を置き、中等部2年からは個人の身体能力の向上を図りながら、集団スポーツも経験していきます。ワークシートに取り組むことで、振り返りをして次の課題を明確にしていきます。高等部では、道具を使ったスポーツの実践を多く経験し、グループ活動をしながら互いにアドバイスをしていきます。そして、生涯スポーツに結びつけていきます。また、中等部・高等部の全学年でダンスの授業を実施し、柔軟な体つくりと感性・表現力を育んでいます。ICTも活用し、より主体的・積極的に授業に取り組む姿勢を大切に育てていきます。
保健の授業では、思春期の体、結婚・妊娠・出産といったライフステージにおける心身の変化や、わが国の保健・医療制度などを学び、生涯を通じて自分の健康を保持増進する能力や習慣を養います。

授業実践例

実施学年 科目 テーマ 授業内容
中1 体育 陸上 運動の「観る」力を伸ばす取り組みをしています。観ることでの気付きをワークシートで振り返りをしています。
中2 体育 跳び箱 到達度別に活動していくことで、自分に合った技の挑戦ができ、お互いに助言しあうことが出来ます。
中3 体育 バレーボール ワークシートで振り返りをすることで、課題を明確にしていきます。見本映像を見て授業に臨む反転授業をしています。自分のフォームを撮影して見ることで、見本と比べながら目標に近づけていきます。
剣道
中・高 ダンス 自分の動きの映像を観ることで目標に近づけたり、体育祭ダンスなどでは完成度を高めていきます。創作ダンスではグループで話し合いをしながら共に刺激し合い表現していきます。

芸術

音楽・美術・書道・工芸、いずれも共通にめざすものは『自己を表現する』ということです。自分の思いや考えを、色や形・音を通して、いかに相手に伝えるか、グループで意見を交換したり、共同して課題に取り組んだり、試行錯誤しながらイメージを膨らませ、自分らしい表現を探っていきます。また、数学科・理科・情報科と連携し、STEM科目(科学・技術・工学・数学)に芸術(Arts)を織り込むSTEAM教育を意識した授業も展開し、新しい発想を生み出す思考習慣を身につけさせます。
音楽の授業では、女声三部合唱やリコーダー演奏に加え、弦楽器(ヴァイオリン・チェロ・コントラバス)の演奏を体験します。弦の振動について物理的な見方からも、楽器への理解を深めます。PCを使って、オリジナル曲を創作する作曲も行います。
美術の授業では、デッサンや平面のデザインをはじめ、ステンドグラス・モザイクタイル・読書感想画・名画の模写・動画作成などと幅広い制作活動を行います。他教科での学習内容をテーマにするなど、自分らしく理解し考え、表現・発信する力を養います。

授業実践例

実施学年 科目 テーマ 授業内容
中3 音楽 リコーダーアンサンブル グループごとに曲を選び、発表会に向け計画的に練習を進めていきます。友達と意見を出し合いながら、作品にふさわしい編成や演奏方法を工夫し、自分たちならではの演奏を追求します。発表会では、演奏とともに作品に込めた思いも発表。また友達の演奏を聴いて感じたことは、言葉や文章で伝え合います。
中3 美術 名前のレタリング 明朝体とゴシック体の描き方を学習したのち、自分の名前から選んだ文字をいずれかの字体で描き、名前の由来や自分らしいことやものをテーマにデザインをします。自己を見つめ直し、自分を表現することを学びます。

家庭

家庭科では、生活に必要な知識・技術の習得だけでなく、これから生きていく社会の中でさまざまな課題を発見し、それに対応できる能力を身につけます。
中等部では、人はなぜ食べるのか、おいしく食べるためにはどうしたらよいのか、健康を維持するためには、何をどのように食べたらよいのかを学びます。生活を便利で快適にするために物を作り、工夫することも必要で、被服製作や木工製作などの実習を通し、集団で作業をすることで協同を体験し、能率よい作業の進め方を考えます。今をよりよく生きるために、実生活で役に立つ内容であることを生徒が実感することが大切です。
高等部では、さらに独り立ちするために、各自で自分の生活をデザインする力が必要です。生活設計の中で自分らしい生き方や働き方を創造していきます。また生活の中にある課題を発見し、その解決策を考え、提案していきます。よりよい家庭生活の実現に向け、ホームプロジェクトを通して探究していきます。さらに2年次には5年間の学習内容を総合して、家庭生活の充実と自己実現のための人生設計(キャリア教育)へとつなげていきます。

授業実践例

実施学年 科目 テーマ 授業内容
中2 技術・家庭
(家庭)
身近な食品添加物を調べる 食品添加物に含まれる合成着色料を調理器具を用いて検出する実験。チョコレート菓子の色がどのようにコーティングされているのか予測をたてて実験を行います。実験のようすや結果を分析し、自分の考えをまとめます。色が合成されているなど身近な疑問を可視化します。(理科との教科横断型授業)
高1 家庭基礎 ホームプロジェクト 日常生活の中の問題点や課題を見つけて、これまでに学んだ知識や技術を活用して、解決に向けて計画を立て、主体的に問題解決を実践たのち検証し、次の解決策を考えていきます(グループ内発表)。2つの研究・発表を通して、自分の考えを根拠に基づいて相手に伝えられる力を養います。

情報

高度情報社会における、インターネットの特性や役割について理解するとともに、その利点を活用して情報を発信するための基礎的な知識と技術について学びます。情報機器や情報通信ネットワークなどを適切に活用して問題を解決するために、どのような方法で行い、進めていけばよいのかを考え、その方法を学習します。
プレゼンテーションでは、効果的に相手に「わかりやすく」情報を伝えるために、ICT機器を活用して、自己を表現できる能力(資料の作成技法・発表技法等)を身につけます。また、コンピュータ処理の仕組みやプログラミングの基本となる論理的思考(アルゴリズム)を体験的に学び、プログラミング言語「Scratch」を利用したゲーム作成等の実習を通して、論理的思考力や問題解決能力を鍛えます。

授業実践例

実施学年 科目 テーマ 授業内容
高1 社会と情報 情報の表現・伝達の工夫 人に物事を伝えるために「本当に伝えたい情報は何か」を考え、図解化や情報デザインなど、相手に「わかりやすく」伝えるコツを学び、何度も練習や発表を重ねて身につけます。
高2 社会と情報 メディア制作実習「CM制作」 学校の特色・特徴を取り上げる「CM動画制作」を行います。プロモーションを行う目的や役割について考え、実際に放映されている様々なCMを種類別に分けることにより、映像における効果的な表現方法について学習し、実習を通して撮影・編集などの情報活用能力を養います。

礼法

基礎育成期の中等部1年が、本校の建学の精神を理解し田園調布学園の生徒としての自覚を持つこと、そして、人として自立し他者とともによりよい社会の担い手となる心構えと行動習慣を身につけることをめざしています。そのために人間関係の基礎となるコミュニケーションやマナーについて実践的に学習し、時・場所・場合・相手にふさわしい言動ができるようにします(オリジナル道徳テキスト「礼法」使用)。自己実現のための人生設計(キャリア教育)へとつなげていきます。

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