TOPICS 各校のトピックス
HISTORY 沿革
1926大正15年〜
創立期
西村庄平先生は、日本郵船会社を47歳で退職した後、何か国家・社会の役に立てないかと悶々としていました。資金難で設立事業が中断している女学校を引き継ぎ、私財をなげうって事業の継続を引き受けることを決断したのです。学校の設立・運営を引き受けた西村庄平先生は、教員経験がなく、親戚の細川武子先生の恩師、芝野六助先生から、日本一の校長である川村理助先生をご紹介いただき設立の一歩を踏み出しました。1947(昭和22年)、調布中学校(新制)設立。1948(昭和23年)、調布高等学校(新制)設立。
1951昭和26年〜
調布学園の誕生
戦後の復興と発展により、幼稚園は現在の場所に園舎を建設、その後の急速な宅地化によって園児が増加していきました。1951年(昭和26年)には私立学校法施行に伴う「学校法人調布学園」に組織変更する認可が下りました。1956年(昭和31年)の創立30周年では、中高校舎の鉄筋化を始め増築を計画的に進め安定した学園の運営を行っていきました。
1976昭和51年〜
創立50周年
1976年(昭和51年)は女子短期大学が開学から創立10周年目に入り、志願者数が順調に増加するとともに、学生数が増えていきました。短期大学創立30周年を迎えた1997年(平成9年)に、大学の新たな将来像を検討する動きがあり、4年制大学への転換を望む声が大きくなってきました。1983年(昭和58年)、調布幼稚園は一部の園舎を取り壊し現在の2階建て園舎を増改築する。
2002平成14年〜
大学の開学
4年制大学への転換を望む声の高まりを受けて短期大学は、2002年(平成14年)、4年制の人間福祉学部が開設され、大学名も田園調布学園大学と変更しました。2004(平成16年)、中学校・高等学校は田園調布学園中等部・高等部に校名変更。2005年(平成17年)には、最新の耐震技術を取り入れた新校舎が竣工。耐用年数100年を目指した建物です。2010年(平成22年)4月に、川崎市初の幼保連携型認定こども園として川崎市中原区下新城に、田園調布学園大学 みらいこども園が開園しました。
2012年(平成24年)、中等部・高等部はユネスコスクールに加盟。
2016平成28年〜
創立90周年
2016年以降の各校の動き
田園調布学園大学
- 2016年(平成28年)
- 新校舎(2号館・なでしこホール)竣工及び1号館の改修工事完了。
- 2017年(平成29年)
- 第4代学長 生田久美子教授就任。
- 2018年(平成30年)
- 学生の自主学修の場及び実習や表現活動の発表の場として、図書館にアクティブ・ラーニングスペースを開設。
- 2019年(平成31・
令和元年) - ・人間科学部心理学科及び大学院人間学研究科心理学専攻を開設。
- ・弘光科技大學(台湾・台中市)と学術的・文化的連携を行う覚書を締結。
- ・大学機関別認証評価「適合」の判定(日本高等教育評価機構)。
- 2020年(令和2年)
- 新型コロナウイルス感染症の蔓延する状況下において、実習系科目を除き全面オンライン授業を開始(学生に環境整備支援金を給付)。
学位授与式及び入学式を中止。課外活動は全面禁止。
- 2021年(令和3年)
- オンライン授業と対面授業のハイブリット型を導入。
入学式・学位授与式は実施。2020(令和2)年度入学式を1年遅れで実施。
学園祭を中止。課外活動は活動制限を設定。
- 2022年(令和4年)
- ・創立20周年を迎え、地域と連携したプロジェクトや学生が地域の方々と触れ合う運営拠点として「DCU子どもひろば:みらい」を開設。
- ・第1グランド及び第2グランドを人工芝に全面改修。
- 2023年(令和5年)
- 心理福祉学科を共生社会学科に名称変更。
- 2024年(令和6年)
- ・大学院人間学研究科心理学専攻の学生の実習及び心理臨床に関する研修・研究・調査などの場として「心理相談室」を開設。
- ・川崎市市制100周年記念事業実行委員会主催事業(提案型事業)に採択(子どもの力で川崎の未来をかえるプロジェクトー世界こども地域合衆国サミットー)。
- 2025年(令和7年)
- 子ども教育学部子ども教育学科を設置予定。
田園調布学園中等部・高等部
- 2012年(平成24年)
- ユネスコスクールに加盟。
- 2016年(平成28年)
- 土曜プログラムをマイプログラムとコアプログラムに分ける。
マイプログラム:興味・関心に合わせ、自由に選択できる講座を受講するプログラム
コアプログラム:学年毎に設定された目標に関する内容を学習するプログラム
- 2017年(平成29年)
- ・三つのポリシー(ディプロマ、カリキュラム、アドミッション)を策定
- ・90周年記念行事として、1988年以来の夏服変更に着手(翌年から着用)
- ・ニュージーランドへのターム留学(3か月間)を開始
- ・ICT教育の充実に向け、Google for Educationを導入
- 2018年(平成30年)
- ・第二校舎「創造探究棟」竣工
- ・三つのポリシーを受けての学校ルーブリックを策定
- ・ICT教育に関し、生徒一人一台端末の環境が整う
- 2019年(平成31年)
- ・グランドのクラブハウス改築
- ・海外交流として台湾宜蘭県立中学校舞踏団が来校
- 2020年(令和2年)
- ・学園長に西村弘子氏、第5代学校長に清水豊氏が就任
- ・感染症の世界的蔓延により、全国的に教育活動縮小のなか、一人一台の端末環境を生かしたオンライン授業を展開
- 2021年(令和3年)
- ・2期制から3学期制に学校暦を変更
- 2022年(令和4年)
- ・高等部の学習指導要領改訂を機に、50分×32コマ、中1から高2まで「探究」の授業を設けた新しいカリキュラムが始動
- ・新しい学校ルーブリックを策定
- ・土曜プログラムのコアプログラムの内容は「探究」へ移行させ、年8回のマイプログラムとする
- ・スラックスの制服を制作・導入、翌年度、冬服のブレザーが完成
- ・高等部生を対象に個人所有端末の自由化(BYOD)を開始。
- ・JAET(日本教育工学協会)主催の学校情報化認定制度で「学校情報化優良校」の認定を受ける
- ・北里大学と高大連携協定書を交わす
- 2023年(令和5年)
- ・東京都市大学と高大連携協定書を交わす
- ・2021年から見直しを進めていた宿泊行事の順次実施
中等部1年 長野・山梨でのプロジェクトアドベンチャー
中等部2年 山形県酒田市と、探究活動を交えた交流
中等部3年 関西、台湾、韓国から選択するコース制
高等部2年 九州学習体験旅行の行程の一部にコース別研修を設ける - ・従来からのカナダおよびオーストラリアホームステイ(中等部3年)に加え、バリ島での海外探究プログラム(高等部1年)、PWU(フィリピン女子大学付属校)とのエクスチェンジ・プログラムを開始。クラブ単位での交流として、韓国オーケストラとの合同演奏会や香港、台湾との交流も行う。
調布幼稚園
調布幼稚園は、恵まれた環境を活用し「環境による教育」に取り組んでいます。園庭やグランドでは毎日、思い切り体を動かして遊び、丈夫な体づくりや友達とかかわって遊ぶことの楽しさを味わっています。また、「こどもの畑」では栽培物の栽培、収穫などの直接体験を重視しています。更に、意図的に虫が寄ってくる環境を作り、秋にはトンボやバッタの姿も見られるようになり虫取りも楽しんでいます。
- 2020年(令和2年)
- 新型コロナウイルス感染症の流行により4月・5月は全国一斉臨時休園
休園期間中は教員が作成した動画(絵本の読み聞かせ、歌など)をYouTubeで配信したり、手作りの教材を郵送したりしながら子どもたちとの交流を図った。
6月には保育室や遊具の除菌の徹底、食事時のシールド活用などの対応をとり保育を再開した。
- 2023年(令和5年)
- 中等部・高等部の情報科の教員および田園調布学園大学心理学科教授との連携を開始
- ・「プログラミング的思考の土台をはぐくむ」活動としてタブレット端末等を用いない体験重視のアンプラグドプログラミング教育の導入
- ・保護者対象に「子育てに関する講演会」を実施
- 2024年(令和6年)
- プログラミングの活動を年長組は月に1回実施、年中組は年数回実施
長期休業中の預かり保育を段階的に始める。
田園調布学園大学 みらいこども園
- 2016年(平成28年)
- 大学との共同研究を開始。『環境による保育』の様々な観点からテーマを掲げ、振り返りを行いながら保育の質の向上に繋げている。
- 2019年(令和元年)
- 創立10周年を迎える。
記念樹として大学のなでしこ同窓会よりシマトネリコが寄贈される。
- 2020年(令和2年)
- 新型コロナウイルス感染症の流行により1号認定子どもは、4月・5月は全国一斉臨時休園とするが保護者の就労による預かりサポートは実施。2、3号認定子どもは、保育室や遊具の除菌など感染症対策を毎日徹底しながら、保育を継続して行った。
- 2023年(令和5年)
- 大学との共同研究は引き続き「子どもの感性を育む保育環境」という視点で行い、さらに「5感を育む園庭環境」に焦点を当てている。
- 2024年(令和6年)
- 国土緑化機構「緑の募金」公募事業に選定され、100周年記念事業の一環として園庭樹木の植樹を行う。
2026令和8年
創⽴100周年