学園ブログ

1つぶのおこめ。30日後に・・・

 高等部2年生の数学で、絵本『1つぶのこめ』を教材に用いました。このお話はインドの昔話であり、町娘のラーニが王様から褒美としてお米を一粒もらいます。翌日は前日の2倍の米をもらうということを30日間続けるというお話です。ラーニは30日目には5億3687万912粒の米をもらい、30日間トータルで10億7374万1823粒もの米をもらうことになりました。
 ラーニがもらった米粒の総数を簡単に出すためにはどうすればいいかを生徒はグループで考え、等比数列の和の公式を生徒たちは導きだしました。さらにこの考えが積み立て貯金の合計金額にもなっていることまで考察しました。
 抽象的な概念が多い数式が、絵本を使うことで具体的に考えやすくなり、今後の学習の根っこになっていきます。次はパズルゲーム「ハノイの塔」を用いたアクティブラーニング型の授業を実施予定です。(数学科 細野智之)

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