学園ブログ

9月28日(水)中等部講堂朝礼~学園創立90周年記念式典に向けて~

  今週末には学園創立90周年の記念式典があります。今日の講堂朝礼では、この学校の設立に大いに関わった二人の女性について話を聞きました。一人は初代副校長で、精進の鐘の生みの親でもある細川武子先生、もう一人は、2代目の理事長を務められた西村ノフ先生でした。細川先生はミレー作の「晩鐘」という絵に描かれたように、私たちが毎朝、精進の鐘の音を聞きながら黙想を行い、気持ちを集中させて学校生活に取り組む習慣の基礎を作られた方で、鐘造りをその道の名人に頼むため三重県の桑名まで赴くなど、最高の鐘を造るために力を尽くされたそうです。西村ノフ先生は、高等教育を受けられる女子がごく少数であった時代に、現在のお茶の水女子大学にあたる官立の師範学校を出られ、教壇に立たれていましたが、本校の創設者である西村庄平先生と結婚され、庄平先生が亡くなった後は、女子の能力を高めたいという一心で理事長として学校運営に力を注がれたそうです。私たちも社会に貢献することができる女性になるため、お二人のように強い意志を持ち、努力していこうと思いました。

                                   (中等部3年 週番)