学園ブログ

尊厳死

 本日の土曜プログラムで「終末期医療とリビング・ウィル」という講座が行われました。

 医療の進歩により、日本は長寿・高齢化といわれる国になりました。私たちは昔に比べて生きる時間が長くなり、充実した人生が送れるようになりましたが、その反面、延命治療の進歩により、寝たきり・植物状態の人間が増加しているというのも事実です。

 尊厳死とは、不治・末期の人間に対して、本人の意志により、無理な延命措置を行わない、人間としての尊厳を保ちながら自然な死を迎え入れるという考え方です。医療の基本的な考え方は延命ですが、それが必ずしも患者、家族の幸せになっていないという現状があります。

 自分自身で最後の死、終末期医療を選択するという内容の講座でした。医学を目指す生徒はもちろん、生徒にとっては遠い将来になるかもしれませんが、自分の死、家族の死など、多くのことを考える機会になったと思います。

(土曜プログラム担当:何東)

ブログ4 ブログ2