講堂朝礼
- 授業・HR
今年度初の高等部講堂朝礼が行われました。グローバル化や情報化が進む今の世の中で必要となる力について校長先生に話して頂きました。
今日の高校生は積極性やコミュニケーション能力、英語力など様々な力が求められています。そんな社会を生きる上で大事にしなければならないのは物事を常に多面的・複眼的に見る力です。インターネットが登場した時、人々が世界市民になる日は近いと言った人もいました。しかし現実はその逆です。私達は恣意的に情報を取捨選択し、偏った思考を持つようになりました。今のネット社会がこうした傾向を促進させており、これは極めて深刻な問題です。だからこそ冒頭に述べたような力が必要です。あえて自分とは反対の意見を取り入れることで自分の意見を見つめ直し、多角的な判断をすることができるようになります。
新型コロナウイルスやアメリカの大統領選挙など、多くの意見や情報が飛び交う中で私達は生きています。そのような状況下でも、偏った情報を鵜呑みにせず、思考を深めて自分の意見を確立させていきたいと考えました。
（高等部3年週番）