学園ブログ

1学期の終業式 明日から夏休み

今日は1学期最後の日です。

感染者も増えている昨今を考えて、講堂等に集合することはせず、全校ズームで1学期の終業式を行いました。校長先生からは、次のようなメッセージが送られました。

今学期も、感染状況により球技会や校外学習は中止となり、モヤモヤする毎日を過ごした人も多いと思います。2年続けてクラブ合宿も中止となりました。が、みなさんには、大人のやることをみて、「自分だったらこうしたい」を考えてほしい。例えばワクチンの配分を私だったらこうしたい、とかオリンピックはこうしたらよいのでは? と。夏は自分を見つめる時間にしてほしい。自分で使える時間が長くなるとき、読書はぜひしてほしい。他にも例えば映画を〇本見よう、とか部屋を模様替えしたい、などでもよいのです。人生に影響を与えるものは3つあります。1つは人と会うこと、2つ目は旅をすること、3つ目は本を読むこと。1と2は今の状況だとやりにくいですので、3つ目をぜひ。普段は読めないような長編を読んでもよいし、8月は日本にとって特別な月なのでそのような本を選んでもよいですね。9月に「私の夏はこれをしました!」とぜひ教えてください。健康に気をつけて過ごしていきましょう。

後半は、クラブや教科の表彰を行いました。校内でのベストリーダー賞の表彰もありました。校長先生の紹介されたエーリヒ・フロムの『自由からの逃走』も図書館にあります。

詩人・作家の長田弘さんのこんな言葉に出会いました。

「自分の時間をもつ。そして自分で、何かをする。そのように自分で何かをなす時間が自分の時間なのだ」(『読書からはじまる』、筑摩書房、p128)「自分にとって大切だと思う記憶」が1つでも2つでも増えるとよいですね。

↑会議室には表彰を受ける生徒たちだけが集まりました。

式が終わるころには、ミンミンゼミの鳴き声が会議室にまで響いてきました。

明日から夏休みが始まります。

(記録 二井)