学園ブログ

手先も心もやわらかく。音のない世界を知った日。 

 中等部1年の土曜プログラム(コア)のテーマのひとつに、「障がいをもつ人とともに生きる」があります。「音のない世界を知ろう」を合言葉に、聴覚障害について知り、ユニバーサルな世界とはどのようなものかを考える時間を持ちました。手話も口話も初めての生徒たち。「明日ディズニーランドに行きましょう」と手話などを使わずに伝える場面では四苦八苦していました。それでも、終わったころには、下を向かない、口を大きく開ける、空中に文字を縦に書く、などいろいろなヒントを教わりました。クラス全員の苗字や数字、誕生日の表し方などを手話・指文字で教わりました。最初はかたかった指も、だんだんとほぐれ、手先も心もだんだんとやわらかくなっていきました。5年後のオリンピック・パラリンピックに向けてボランティアも養成されるとのこと。今日の講座を通して、手話などに興味をもった生徒がでてくるとうれしいものです。(土曜プログラム担当 二井)