学園ブログ

どんなCMつくりたい?前編

 オルセースクールミュージアム(※)・プランナー生徒のための「第1回CMづくりワークショップ」がありました。今回の講師は電通のCMプランナーの近藤さんと公益財団法人国際文化フォーラムの室中さんにご協力いただきました。CMづくりワークショップは全3回の構成で、今回はオリエンテーションという位置づけでした。

 はじめに、参加者全員で円になり「名前」「プランナーとして活動してきて今感じていること」をひとりひとり話しました。ただし、制限時間は30秒。隣の人が秒針つき時計をもち、30秒たったら、そっと話している人に渡します。この30秒という時間、CM2本分の長さにあたるそうです。多くの生徒が、オルセースクールミュージアムまであと3か月「いよいよ」という期待感をもっていると話してくれました。

 その後、近藤さんからCM制作の裏側や、CMプランナーの仕事をお話いただきました。「いつもはCMはさらっとみていただけですが、こんな努力があったと知って驚きました(中3)」とふりかえりシートに生徒が記入していたように、わずか15~30秒のCMに多いと80名ものスタッフが関わるということを知ると、CMの見方も変わります。続いてCMを2本みんなでじっくりみながら「このCMが一番伝えたかったことは?」「一番伝えたいことを伝えるためにどんな工夫をしている?」を考えました。

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  生徒のふりかえりには、「いつも何気なくみて「おもしろいな」と感じていただけのCMだったけれど、それぞれにちゃんとしたねらいがあるということを知った(中1)」「商品だけを宣伝している訳ではなくて、その商品を買うことでどんな良いことや幸せを得られるかを売りにしているCMもあるということを気づいた(中3)」「日常的に見ているCMで何が伝えたいことなのか、どのような工夫がなされているのか、考えてみると意外と面白いことがわかった。ただ面白いと考えるだけでなくその会社の意図などを探って、企業戦略などがどこに表れているかを知りたいと思った(高2)」とありました。(オルセー委員会担当 野村)

※来年むかえる創立90周年記念行事のひとつ。2016年3月19日~27日の9日間、オルセー美術館公認リマスターアート数十点を展示し、学園を美術館にするという企画。プランナーは企画をしたいと集まった有志の生徒たち。

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