学園ブログ

本を読んで語り、絵をみて語る

 2月13日(土)、図書委員会が主催するサークル読書会がありました。オルセースクールミュージアム(※)にちなんで、「美術館」が舞台の小説(『クローディアの秘密』カニグズバーグ作))や「画家の生涯」を描いた小説(『月と六ペンス』モーム作)をテキストに、話し合いが進みました。

 そして最後のお楽しみとして、「絵をみて話そう!会」も実施しました。これは、オルセースクールミュージアムで展示される作品をみんなでじっくり鑑賞するというものです。もちろん、ナビゲーターは、オルセースクールミュージアム・プランナー生徒のための「一緒に絵をみてお話しよう~ナビゲーター講座」に参加した生徒たち。中学生1教室、高校生2教室で、それぞれ1人のナビゲーターが趣旨を説明したあと、鑑賞をしました。各教室、他校の生徒含め20名くらいの人数で、1作品ないしは2作品をじっくり丁寧にみて、気づいたことなどを自由に発言していきます。

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 中学生の教室では、ナビゲーターの「この絵の中でなにが起こっていますか?」という問いかけに、次々と手があがったそうです。読書会で、いろんな人がいるからこそ、いろんな読みができる楽しさを味わった生徒たちは、ここでも同様に同じ絵を見ていても、気づくこと、考えることが違うことが発見できたようで、始終盛り上がりました。

 オルセースクールミュージアム当日は、「プロジェクターごしに絵をみるのではなく、現物に近いリマスターアートで鑑賞ができます」というナビゲーターの紹介に、みな興味をもってくれました。(オルセー委員会担当/図書館司書 野村)

※今年むかえる創立90周年記念行事のひとつ。2016年3月19日~27日の9日間、オルセー美術館公認リマスターアート数十点を展示し、学園を美術館にするという企画。プランナーは企画をしたいと集まった有志の生徒たち。

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