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「手を使わずに玉入れをする??」中1 探究

中等部1年生「探究」の時間では「デザイン思考」を取り入れた授業を展開しています。
デザイン思考とは、対象を明確にし、見えてきた課題に対して徹底的に向き合い、インサイト(本当の動機、本音)を見つけて、課題解決に取り組んでいく思考法です。

 

今回は「手を使わない玉入れ」を考えるという授業を行いました。ルールは簡単で、制限時間30秒の中で、手を使わずに、玉をカゴに入れるというものです。

 

材料は、段ボールや、竹串や、ラップの芯など、日常で手に入る物を用います。
そして今回は100円ショップに売っている材料も1点だけ使用できます。

 

写真のように生徒たちは、製作開始と同時に手と頭をフル稼働させていました。
「玉の中に磁石を入れて、何かにくっつけて入れてみよう」
「シーソーのようなものを使って飛ばしてみよう」
などの声が聞こえてきました。

 

 

そして作ってみては、
「玉に磁石を入れる時間がもったいない」
「なんで変な方向に飛んでいくのだろう」
というような課題に直面していました。

 

デザイン思考は、このように出てきた課題に対して向き合い、改善していくプロセスがとても重要です。体と頭を使って必死に考える時間はとても新鮮なようで、生徒達も熱中して取り組んでいました。

 

残された時間は、あと1時間。
どのようなものが出来上がるのか、とても楽しみです。

 

(中1探究担当 上野)