学園ブログ

中等部2年体験学習_2日目

今日から2グループに分かれて農業体験と鳥海山・飛島ジオパーク見学を行いました。

 

朝礼後、バスに乗ってまずは鳥海山の5合目へ。

平地に比べるといくぶん涼しいこともあり、赤トンボも多く見られました。

ガイドさんからも、「こんなに見晴らしがいいのは1年に1回くらいです!」というくらい、北には男鹿半島、南には佐渡島もよく見えました。

この鳥海山一帯で蓄えられた地下水が湧水となって、麓の農作物や自然に大きな恵みをもたらしています。

各地に湧き出るこれらの水は、夏場でも水温が12℃程度で、訪れた牛渡川では足をつけると大きな歓声(悲鳴?)が。「冷たーい!感覚がなくなっちゃうよー」

川の奥の丸池様(池そのものが神様として信仰の対象になっています)でも、この水のおかげで畑の脇の平地にもかかわらず、冷水でしか住めないイワナが悠々と泳いでいました。

昼食を経て、釜磯海岸へ足を運びました。

鳥海山・飛島ジオパークの佐藤さんから、今回の探究学習のミッション「釜磯海岸を訪れた中高生がゴミを拾いたくなるモノコト」のインタビューにお答えいただきました。

この浜にもあちこちで水が湧き出ており、ガイドさんからのレクチャーの後はみんなでその穴に手や足を入れてみました。

すると、ズブズブとあっという間に砂の中に引き込まれてしまいました。

その穴に磁石を入れると、たくさんの砂鉄もとれました。

炎天下ではありましたが、釜磯海岸で豊かな水の恵みに触れ、生徒たちは大いに盛り上がりました。

 

宿に戻って、それぞれの班でインタビューした内容から、隠れている本当の課題を探りました。夕食後には一班ずつ教員と振り返りを行いました。この課題解決学習を2学期以降の探究学習で更に深めていきます。

 

(中等部2年学年付 坂本)