学園ブログ

中等部1年生 探究より

中等部1年生は、二学期からデザイン思考の入門編に入りました。探究学習のプロセスは

「課題の設定→情報の収集→情報の取捨選択・分析→論理的にまとめる・表現する→ふりかえり」で進みます。

一方、デザイン思考のプロセスは、「問題の発見(さぐる)→課題の定義(きづく)→解決策の検討(ひらめく)→解決策の具体化(つくる)→試行と検討(ためす)」です。

2つのプロセスで用いる言葉は異なりますが、進もうとする目的や道のりは同じ。ともにらせん状を描くように次第に高みを目指すものです。探究学習のプロセスでは明確にされていない方法(つくる・ためす)をより具体化・明確化したものがデザイン思考ともいえます。

デザイン思考のプロセスを学ぶことで、よりよい探究学習ができるものと考えています。2学期からはテキストも使いながら学習を進めています。今後、何度もデザイン思考のプロセスを繰り返すことで、生徒たちは流れを理解していきます。

前回は「さぐる」をテーマに、行動観察やインタビューをしました。

今日は「きづく」を深めるために、インサイト=困りごと を抽出する学習です。4人一組となり、教室や学校生活全般で感じる中等部1年生ならではの困りごとを解決する活動にはいりました。4人のうち1人を、便宜上の「ユーザー」ときめて、班の全員でいっしょにインサイトを言葉にしていきます。今日はブレインストーミングをメインにしました。「質より量」を合言葉に、思いうかんだことをふせんに書きつけていきました。これから「つくる・ためす」にむけて進んでいくための重要な作業です。

(担当 二井)