学園ブログ

中等部3年生の探究は、じゃがりこ

みなさん、「じゃがりこ」は好きですか? 中等部3年生の3学期の探究は、カルビー株式会社(以下、カルビー)の協力のもと、「じゃがりこを用いた新しいコミュニケーションアイデア探究プロジェクト」に取り組んでいきます。
先週、カルビーマーケティング本部の方々が来校され、本校プラザにてキックオフ集会が行われました。

そこでは、じゃがりこの歴史、メインターゲット、これまでのじゃがりこのアイデア商品が紹介されました。じゃがりこは、1995年に発売されて以来、女子中高生に根強い支持を受けてきた、カルビーの主力商品です。当初のコンセプトは3つだったそうです。
・かばんに入れて持ち運べる
・手が汚れにくい
・つまみやすく、皆で食べやすい

何気なくふだん食べているお菓子のひとつでしたが、商品開発をしている人から直接開発の裏側を知らされ、生徒は「なるほど」とうなずきながら聴いていました。

じゃがりこの良さは、その味わいのみならず、アイデアに富んだパッケージにあります。たとえば、バーコードにイラストが施されている「デザインバーコード」や、フレーバーにちなんだダジャレなど、見て楽しめるさまざまな工夫がなされています。

さらに、ふたの部分にメッセージが書けるらんをつけた商品もあります。

だれかにあげる、じゃがりこ。しかも、相手に伝えたい気持ちを書いて手渡す「あげりこ」(あげる + じゃがりこ = あげりこ)

これは、まさに女子高生たちから始まったじゃがりこを用いたコミュニケーションを、商品に反映させた一つだそうです。
各種の商品ラインナップも多数あります。カップ入りの定番商品以外に、期間限定もの、進化版、サイズ・包装のヴァリエーション、ご当地ものなどの土産商品、海外向け商品などが紹介されました。


近年はSNS等でじゃがりこを用いたパロディの写真が一般の人から投稿され、それがバズるなど、カルビーの思いもよらないところで盛り上がる場面もあるようです。
生徒たちが今回取り組む課題は、そんなじゃがりこを用いた、 新しいコミュニケーションアイデアの提案です。 じゃがりこを、ただ食べて楽しむだけでなく、 じゃがりこがあることで、友だちや家族との時間がもっと楽しくなったり、じゃがりこを介して、知り合いとの仲が深まったりする……そんな、コミュニケーションの助けになるような、 新しいじゃがりこの使い方・遊び方の自由なアイデアを考えていきます。生徒たちはデザイン思考を用いて、様々な切り口でアイデア発想に挑んでいきます。果たして、田園調布学園発の、新しいじゃがりこの「文化」を生み出すことはできるのか、これから楽しみです。(探究係 長岡敬佑)