学園ブログ

中等部三年生 国語科 弁論大会

毎年恒例、中等部三年生の弁論大会が本日行われました。

国語科では、後期授業において、「一冊の書物を読む」という活動を行っています。まず、「日本語・日本文化論」についての書籍を読み、班ごとに自分たちのテーマを掘り下げて発表。その後、冬休み期間を利用して、生徒一人ひとりが自分の「論文」を書きます。(これは、数回の校正を経たのちに論文集として図書館に保存されるものです。)次に、その論文をもとにスピーチを組み立て、クラス内で発表し、その上でクラスの代表者二名が弁論大会に出場する、という流れです。

今までに生徒たちは、様々な授業やイベントを通して、人に意見を伝える、表現するという活動を行ってきました。成功したときもあれば、時には失敗したり、緊張からうまくいかなかったりしたこともあったでしょう。そしてその経験が、しっかりと生徒の力となっていることを感じさせてくれるような発表を、今回目の当たりにすることができました。

自分の考えをうまく人に伝える、社会に伝えるということは、非常に難しい技術です。今回の弁論大会だけでなく、論文・スピーチの実践を通して、この難しさと楽しさに改めて触れたのではないでしょうか。そして、これから挑戦していく「高等部」での表現活動に、新たな目標と自信をもって挑んでいってほしいと願っています。(国語科 浅井)