田園調布×逗子開成 合同イノベーションコンテスト
- なでしこ祭

10月28日(日)のなでしこ祭において、田園調布学園高等部と逗子開成高等学校の2校による、合同イノベーションコンテストが行われました。
「イノベーションコンテスト」では、社会人基礎力とされる、前に踏み出す力、考え抜く力、チームで働く力を身につけることを目指し、新たな事業の提案を行います。そして、プレゼンテーションによってそのアイディアを競います。
本校では、高等部1年生が土曜プログラム(コアプログラム)において「イノベーションコンテスト」に取り組みます。
なでしこ祭では、高等部2年生が昨年度取り組んだ内容をもとにプレゼンテーションを行いました。
今回は、田園調布学園高等部から2チーム、逗子開成高等学校から2チームの、計4チームが参加しました。
まず、土曜プログラムでお世話になっている講師の先生に、今回の合同イノベーションコンテストについてお話をしていただきました。
一番手は田園調布学園Aチームです。テーマは「学習計画プランナー」です。
成績をあげたい、という全国の学生たちのために、AIが学習計画を立ててくれるアプリを提案しました。
予備校などの協賛によって、なんと無料にできるのだそうです。実現したら大人気のアプリになりそうですね。
次は逗子開成高等学校Aチームです。テーマは「AIと考えるコーディネート」です。
流行にあったおしゃれな服を着たい、でも自分の個性も発揮したい、そんな人たちのために、AIが服をコーディネートしてくれるというものです。
一人一人に専属のコーディネーターがついてくれるような、素敵なシステムでした。このシステムがあれば、もうファッションで悩むことはなくなりますね。
三番手は田園調布学園Bチームです。テーマは「リアルタケコプター」です。
通勤や通学でストレスを感じている人が多い、というデータを提示し、その改善策として提案したのが「リアルタケコプター」です。
空に見えない道路をつくり、タケコプターのような乗り物で移動する、という夢のようなシステムです。
これが実現したら、毎日の通勤・通学も楽しそうですね。
最後は、逗子開成高等学校Bチームです。テーマは「学生向け 旅行プランニング」です。
これは、AIが個人のデータをもとに旅行プランを立ててくれるシステムです。
旅行にはいきたい、でも計画を立てるのが面倒だという人のために提案したものです。
どのような場面で役に立つのか、お芝居をしながら説明してくれました。とてもわかりやすく聞いていて楽しいプレゼンでした。
どのチームも、自分たちのアイディアを、わかりやすく工夫してプレゼンすることができました。
全てのチームのプレゼンが終わったら、審査員によって賞が決まります。
表彰式では、各チームの代表者に賞状が授与されました。
「最優秀賞」は逗子開成高等学校Aチーム「AIと考えるコーディネート」でした。
逗子開成高等学校Bチーム「学生向け 旅行プランニング」には「アイディア賞」
田園調布学園Aチーム「学習計画プランナー」には「プレゼン賞」
田園調布学園Bチーム「リアルタケコプター」には「ユーモア賞」
がそれぞれ授与されました。
最後に、審査員の先生方とゲストの逗子開成高等学校の先生から、講評をいただきました。
AIと人間の関係はどうなっていくのか、これからも目が離せません。
他人事だと思って考えないでいたら、きっと時代に取り残されてしまうでしょう。
今回のコンテストを通して、生徒たちだけでなく、見に来てくださったお客さんも、AIとの未来を考えることができたのではないでしょうか。
新しいものから目をそらさず、冒険心をもって何事にも取り組んでいきたいですね。
(土曜プログラム係 明田川)