学園ブログ

「私の読書は進化する」高校生直木賞 参加生徒の声に掲載されました

「まさかこんなにも実のある有意義な話し合いになるとは」「本を愛そうと思わせてくれた夏」と聞いてびっくりしませんか?

第11回高校生直木賞 参加生徒の声です。本校の生徒の声も、 高校生直木賞 (文藝春秋BOOKS)HPに掲載されました。

本校からは高等部2年生のOさんが全国大会に出場しました。
第11回高校生直木賞 参加生徒の声が公開されました(1)、(2)、(3)のうち(1)に載っています。

https://koukouseinaoki.com/

文藝春秋社のホームページです。

https://books.bunshun.jp/articles/-/9357

Oさんは、このたび、読書会をすることによって、自分の「読書が進化」したと語っています。

以下が全文です。HPではほかの方の感想も見られます。読書会は奥深いですね。

 

田園調布学園高等部(東京都)大場美穂「私の読書は進化する」

私の中の「読書」を変化させてくれたきっかけが、高校生直木賞でした。今まで、本を読んで面白いか、自分の好みか、物語が好きか、その基準で読んでいました。しかし、高校生直木賞で読んだ本は、ほとんどが私にとって新しいジャンルでした。本を通して作品中に含まれた意味をこれほど深く探っていくことも初めてでした。そして何より、本について同年代の人の意見を聞き、話し合う、この機会は普段の日常ではなかなか無いとても得難い経験でした。私は今まで本が好き、と自分では思っていましたが、全国の高校生の私よりももっと本に対する熱い想いを聞いて、今の私が本に対して思う気持ちは「最上級の好き」ではなく「まだまだ小さい好き」だと気づきました。私はもっと本にのめり込み、好きになれる、そう感じ、気づかせてくれました。今までとはもっと広いジャンルで、より深く、さまざまな方向から本を愛そうと思わせてくれた夏でした。参加させていただき、ありがとうございました。

 

いよいよ読書週間も始まります。

来週からは、図書館でもひとり5冊まで貸出ができます。

中等部2年生は朝の読書も続行中。加えて、中2の間に読んでほしい読書リスト 「14(イチヨン)」を読む「図書」の授業も本日から始まりました。

「図書の時間、懐かしい……」という声も聴かれました。小学校の時には図書の時間がありましたね。

自分のために使う読む時間、たとえ短い時間でも大切にしてください。11月には図書委員会で恒例のビブリオバトル(先生が参加する特別編)も開催予定。また、古本市を校内でおこない、売り上げは、ボランティア(ブックサンタ)に寄付する予定です。https://booksanta.charity-santa.com/

冬休み前には、雑誌のリサイクルもあります!

tayori1011gatsu

パレスチナ、ガザのことを知る本、映画の紹介もしています。

「忘れない、パレスチナの子どもたちを」は近隣で上映中です。

https://joji.uplink.co.jp/movie/2024/23136

↑昨日は、「橋のない川」(1992年東陽一監督作品)の上映も中等部3年生でおこないました。フィルムで見る映画、貴重な体験でした。プロデューサーの山上徹二郎さんのお話も充実していました。関連書籍も早速貸出できるようにしています。来週は、大学の先生を招いて大学の学びを知る特別講義があります。

予告も兼ねて、来校される先生方の本も展示中。

楽しんで、読書の秋を満喫してください。

(図書館 二井)