高校生直木賞の予選に参加しました!
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本日,第12回高校生直木賞の予選に本校の高校生が参加しました。
これは,文藝春秋社が主催する高校生による直木賞を選ぶ全国規模の大討論会です。
本校は第2回目開催のときから毎年連続して参加しており,今年で11回目の参加となります。
今回は,生徒たちが,2026年1月より校内やオンラインを使って何度も読書会をしてきました。
生徒たちは,春休み中もズームなどを利用しながら互いの読みを分かち合ってきました。
勉強や部活の合間をぬって,自分で時間をみつけ積極的に話し合う時間を持っていたのが本当に素晴らしかったです。
本校生徒は他の10校の生徒たちとともにA班で話し合いました。
ほかにもA~Dまでの班にわかれてそれぞれの読み語り合いました。
A班では最終的に,『令和元年の人生ゲーム』を選ぶことになりました。
さらに,他の人の読み方を聞くうちにどんどん自分の考え方も深まり変容する生徒たちの姿が見えました。
13時からの話し合いを終えて3時間後,各班で「特に説得力があった人」を互選で3人選びました。
班の代表として選ばれた人たちが5月18日の全国大会で実際に文藝春秋社の本社にて,対面で他の学校の代表者たちと意見を交わし合う予定です。
なお,この日には三宅香帆さんも来られて,じかに講演をして下さるそうで,そちらも楽しみでたまりません。
いま話題になっている『なぜ働いていると本を読めなくなるのか』(集英社)の著者です。
高校生,中学生は,社会人とはまたひと味違いますが日々忙しい毎日です。
読みたいのに読めない,読む時間がない,にどう対処していくのか,そして読書をどう楽しみ,将来の血肉にしていくのかなどその工夫が聞けるのではないかと大いに期待しています。
互選の結果,本校の生徒は,惜しくも全国大会に出場はなりませんでしたが,次のように感想を言っていました。
「校内の議論では出なかった意見を聞くことができて楽しかったです。高校生直木賞がどのようなものかを考えることは興味深く充実していました」
高校生直木賞について,詳しくはこちらで知ることができます。
https://www.koukouseinaoki.com/
ちなみに,本校の生徒たちが気に入って選んだ本はこの2冊でした。
『令和元年の人生ゲーム 麻布競馬場』 (文藝春秋)
『藍を継ぐ海』(新潮社)
一人で読むのも楽しいが,みんなで読むのも楽しい,それが読書だ,と改めて感じた充実の時間でした。
4時15分過ぎ,他のB,C,D班の結果も出ました。班ごとに推す本がやはりいろいろでした。全国大会での議論も多岐にわたりそうで,楽しみです。
(図書館 二井)