学園ブログ

土曜プログラム「総合物理」

高等部3年生対象の「総合物理」では、「コンデンサーの電気容量測定」を行いました。

コンデンサーとは、様々な電子機器に使用されていて、電気を蓄えたり、放電したり、また、ノイズを取り除いたりと、とても重要な電子部品です。

今回の実験では、蓄えることのできる電気の容量(電気容量C[F])が分かっていないコンデンサーを用いて、実験から電気容量を測定し、理論値と差を検証しながら、コンデンサー回路の性質を学びます。

全体説明の後、実験開始です。

まずは、回路を組み、測定に必要なものは何か、班で考えます。

 

回路を組んだ後は、実験開始!

時間を計る人、検流計の値を読む人、記録する人。班員で協力します。

 

測定が終わった班から、結果をグラフにまとめ、考察をします。

 

なぜこのような結果になるのか…この結果からどう考察できるのか…。考え、班員と議論します。

 

最後は全体で結果を共有しました。この実験は、近年大学入試でよく出題されています。お土産に、入試問題を7題プレゼントしました。(みんな喜んで?いました)

 

この実験は、ゼロに収束するグラフや、大学で学習する微分方程式など、数学的な考え方も含む教科横断型の実験です。

次回も、未知の物理量を検証していく実験を行います。

(理科 入 英樹)