学園ブログ

カナダホームステイ2025 14日目(最終日)

晴天のカナダ、チリワックにてプログラム最終日の朝が始まりました。

毎朝車で送り迎えしてくれたホストファミリーたちとの生活も一区切りです。

生徒たちはホストファミリーに感謝の手紙を渡したり、ハグをしたり、思い思いに挨拶を交わしていました。けれどその様子は「さよなら」というより「またね」という感じでした。実際、「絶対また来る!」という決意の声もたくさん聞こえてきました。「Vancouver」や「Canada」と書かれたパーカーやTシャツに身を包む生徒も多く、カナダでの経験がいいものになったことが窺えました。

当日はサプライズで、何度か本校のバディを務めてくれている「常連」の2人が見送りに来てくれました。手書きのカードとマグネットまでプレゼントしていただき、目に涙を浮かべる生徒もちらほら(既に泣いていた生徒は、ますます目を潤ませていました)。バスにて、みんなで最後の記念撮影をしました。我々が撮ろうとしたら、セルフィーが良かったようなので、撮影しているところを撮影させてもらいました。


空港への道中、グランビルアイランドに立ち寄り、昼食をとりました。

道も空いており、余裕をもってバンクーバー国際空港へ到着。2週間前より慣れた様子でスーツケースを預けた後、スマートフォンを返却しました。生徒たちは2週間、日本では当たり前に使っている情報ツールに頼らず過ごしてきました。日本語から離れたことで、英語に浸ったステイ期間になってくれたことを祈ります。その後、手荷物検査や出国審査を無事に終え、16時15分。ボーディングタイムとなりましたが、機体整備の関係で1時間遅れ、17時20分に搭乗を開始し、日本時間12日の20時頃、羽田空港に到着しました。手荷物を受け取り、到着ロビーで保護者の方たちと合流できたのは、20時30分頃でした。だいぶ遅れたにも関わらず、保護者の方たちに迎えていただき、すこし凛々しくなった姿で笑顔を見せていました。

 

ここで、生徒の日誌の一部を紹介します。我々の心配をよそに、最後の週末もホストファミリーと様々な場所に行き、たくさんの思い出を作ることができたようです。

・My host family took me to some bookstores because I told them, “I like reading books.”  I was glad they remembered.  I also went to some thrift stores.  They looked like “Book Off” in Japan, and the books sold there were so cheap.  This was my first time buying books written in English, so I’m looking forward to reading them. (Y. M.)

・I went to a Filipino church today.  Everyone welcomed us and talked to us.  I enjoyed talking with them.  When I said, “I will go back to Japan tomorrow,” they became sad.  I want to come back to Canada and meet them again!!  Then, I saw a nice river.  The view was very beautiful.  I also went to a park and enjoyed playing on the playground equipment.  I saw a big river there, too.  After that, I went to a small shopping mall with my housemate and bought “Timbits”(※1) for my host family.  We ate them after dinner and gave them thank-you letters.  I told them “thank you” for the two weeks. (Y. M.)

・I played tag with my host grandchild.  She is very cute!  And I did a puzzle.  I finished it!  Then, I walked around my host house.  After that, I played the piano!  I was very happy because I could do that in Canada.  I understand English better than at the beginning, but I want to communicate more, so I will talk more. (Y. K.)

・I ate a crepe for breakfast.  It was very delicious.  I went to see a waterfall and a viewpoint.  They were very beautiful.  After that, I went to a shopping mall.  I ate French fries.  I was called “poutine,”(※2) and it was very delicious.  There, I met one of my buddies, so I was very glad!(T. M.)

※1 “Timbits”とは、カナダ発祥のコーヒーチェーン“Tim Hortons”で人気の一口サイズのドーナツです。

※2 “poutine”とは、フライドポテトにチーズとグレイビーソースをかけたカナダ発祥の料理です。

以下は、現地での最終日(8/11)の日誌です。記入する時間を取ることができないので、この日の日誌は帰国してから書くことにしていたのですが、忘れないうちにとわずかな時間を見つけて書き残している生徒もいました。

・I left my host family.  They said “またね” and “ありがとう” to us.  I was happy because they were interested in Japanese.  We taught them some Japanese words during these two weeks.  We promised to meet again.  I’m looking forward to seeing them again. (M. T.)

 

最後まで、発熱などの大きな体調不良もなく、それぞれに有意義な時間を過ごせた2週間でした。

添乗員さんをはじめ、現地スタッフの方々、先生方やバディの皆さんなど、たくさんの方々がこの2週間をいいものにするために、力を尽くしてくださいました。

そして何より、送り出してくださった保護者の方たちに感謝申し上げます。本校は「体験」を大切にする学校です。そして同時に、事前の準備と振り返りも重視しています。おうちに帰り、日誌を書き、文集の準備を進めながら、じっくりこの2週間を振り返るよう伝え、解散しました。「疲れた、何もしたくない!」というわがままな気持ちを上手にコントロールし、繰り返しになりますが、いつも支えてくださる保護者の方たちに精いっぱい感謝の気持ちを伝え、この経験を次に生かしてほしいと願います。

至らぬ部分も多々あったかもしれませんが、日々ブログをお読みいただきありがとうございました。

(引率教員 大金・笹川)