ウクライナの高校生との交流
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日本経済新聞社の田中孝幸様による事前学習を2回経て、ウクライナ問題や国際社会に対する理解を深めた本校生徒。2月18日(水)放課後にいよいよウクライナの高校生たちとオンラインで交流を実施しました。
…ただやはり戦時下のウクライナ。簡単にはオンラインがつながらないようで、開始時刻になってもウクライナ側から誰も参加してきません。先日の事前学習でもイローナ・マケドン様の自宅周辺が爆撃されたという話があったように、もしかして状況が良くないのか…と心配をしていました。しかし色々確認していくと実際は、単なる「時差」の問題でした。ウクライナは通常期とサマータイム期があり、それぞれ日本と7時間・6時間違います。ウクライナ側と時間を設定した時、「ウクライナ時間10時・日本時間16時」としていました。しかし、それはサマータイム期だったのです。つまり通常期の今でいえば、「ウクライナ時間9時・日本時間16時」とウクライナ側に伝えねばならなかったのです…(通常期のウクライナ時間10時は日本時間17時)本校生徒たちはひとまず安心し、時差をさらに身近に感じることのできる体験学習となりました。
日本時間16時50分頃、いよいよウクライナの生徒、SavED Foundationの方々が続々とオンラインに参加してきました。本校生徒たちは1時間待ったせいもありますが、はじめて出会うウクライナの生徒たちに対して満面の笑顔。素晴らしい交流になるであろうことを確信しました。

今回のオンライン交流でも本校と関係の深いマニラ在住の鈴木敬子様に大変お世話になりました。鈴木様が進行していただき、SavED Foundationの方々のあいさつなどを経て、いよいよ交流スタートです。はじめに英語でお互いの自己紹介を行いました。本校生徒→ウクライナ側生徒といった感じでお互いを少しずつ理解していきました。その際に、ウクライナの学校の教室を見せてくれる生徒がいましたが、日本と変わらないような教室空間でした。

その後はお互いにQ&Aをしていきました。本校生徒から「ロシアがウクライナ領土に侵攻してから最も変わったことは何か?」という問いに対しては、「毎日ドローンによる攻撃やミサイルによる攻撃におびえる日々。オンライン学習の時もあり自由に友達と話せない。ただ私は友達話したいだけなのに。」という答え。私たちの日常である平穏な日々が彼らのもとにやってくることを心から祈った瞬間でした。
その後はウクライナ側から「日本人にとって英語を学ぶことは難しいですか?」や「日本では第二外国語として興味が持たれているものは何ですか?」といった言語に関する質問がありました。本校生徒は海外経験がある生徒が多く、自分の海外在住経験やアメリカでの生活経験から「フランス語やスペイン語に興味があって勉強したい」と答えていました。また、「日本の伝統的な食べ物」や「日本で人気のあるスポーツ」についての質問もありました。スポーツについてはやはり日本とウクライナは全然違うのだと感じたのは、生徒が「ソフトボール」をやっているといった時でした。SavED Foundationの支援の方が「American footballのようなfootballの一種ですか?」と聞かれ、鈴木様が思わず「baseballに近いスポーツです」とお答えになっていました。

その後も、ウクライナでは放課後に何をするのかなどの質問がありましたが、本当に日本の中高生と変わらないことをしている(していた)のだと感じ、彼らに早くそういう自由な時間がやってきて欲しい、またそうなるために自分たちには何ができるのかを改めて考えさせられました。最後に本校生徒から「将来的に私たちの世代がどんな社会をつくっていけたらいいと思うか」と質問が出ました。ウクライナの生徒から「誠実にお互いに助け合うことが大切だ。よりよい未来を自分たちがつくっていきたいと思っている。また、そのためにお互いの伝統や文化を知りたい。」と熱く答えてくれました。

今回の交流がお互いの伝統や文化を知る第一歩となったと思います。こういう草の根の小さい交流の積み重ねが大きな平和というものをつくっていくと信じて、これからも国際交流を続けていきたいと思います。交流の中で2回目の話が出ました。ぜひこれからもウクライナとお互いについてもっともっと理解し合っていきたいと思います。本交流の実現にお尽力いただきましたSavED Foundationの皆様、鈴木敬子様にこの場をかりて感謝申し上げます。ありがとうございました。(国際交流係 山口)