学園ブログ

【2026年度 高等部2年】学習体験旅行 5日目 in 長崎 (平和学習) & 6日目 in 佐賀 (名護屋城)

5日目の午前中は、被爆者の方や被爆者のご家族の方をお招きし、貴重な被爆体験の講話を伺いました。当時の凄惨な状況や、今なお続く苦しみ、そして「二度とこのような悲劇を繰り返してはならない」という強い願いを、生徒たちは聞き漏らさないよう、まっすぐな眼差しで受け止めていました。お話の中で、過去の歴史や現在の平和について「多角的に物事を見ることが大切である」とおっしゃっていたことが非常に印象的でした。講話の最後には、生徒から積極的に質問する姿勢が見られ、お話をただ聴くだけでなく、自分自身の問題として深く受け止め、考えようとする頼もしい姿に生徒の成長を感じました。

講話の後は、平和公園へと向かいました。青空に下にそびえ立つ平和祈念像を見学し、続いて原爆が炸裂したその場所である「爆心地」を訪れました。その後、原爆資料館を見学し、遺品や被災資料の数々を目の当たりにした生徒たちは、先ほど伺ったお話の重みを改めて実感し、平和への誓いを新たにしていました。

午後からは、一転して生徒たちが心待ちにしていた「長崎市内自主研修」へと繰り出しました。 班ごとに計画を立て、出島や眼鏡橋、活気あふれる長崎新地中華街、異国情緒漂うグラバー園、そして美しい大浦天主堂など、思い思いの場所を巡りました。長崎の歴史や文化、美味しいご当地グルメを堪能し、仲間とともに楽しい充実した時間を過ごしたようです。

5日目の締めくくりには高校生平和大使の方からの講話がありました。同世代でありながら、平和な未来のために主体的に行動し、世界へ発信を続ける姿は、生徒たちにとって大きな刺激となったようです。年齢が近いからこそ、その真摯な言葉がより等身大のメッセージとして心に響き、自分たちにできることは何かを考える素晴らしい機会となりました。

いよいよ迎えた最終日。長崎を後にし佐賀県へと向かいました。最初の目的地は「名護屋城址」です。豊臣秀吉の朝鮮出兵の拠点となった広大な城跡を巡り、天守閣跡からの景色を眺めながら当時の歴史のスケールを肌で感じました。併設されている博物館では、当時の日本と東アジアとの交流の歴史などについて詳しく見学しました。館内では、豪華絢爛な「黄金の茶室」の再現展示や、朝鮮と日本の当時の船の精巧な模型が特に生徒たちの目を引いていました。

お昼ご飯は「海舟」という店で、呼子のイカ料理を堪能しました。新鮮で透き通ったイカの美味しさに、生徒たちからも歓声が上がり、旅の最後の食事をみんなで笑顔で楽しみました。

全てのプログラムを終え、福岡空港から夕方無事に羽田空港へと帰着しました。水俣での環境学習、鹿児島や長崎での歴史・平和学習、そして各地の豊かな文化や食に触れたこの旅は、生徒たちにとって一生の財産となるはずです。(学年引率教員)