フランス語を通して学ぶフランス文化
- 土曜プログラム

土曜プログラムのコアプログラムは今日が第3回。フランス語を選択した高等部1年生たちは回を追うごとに今まで知らなかった様々なフランス文化の側面に興味を深め、また、独特の単語の綴りと発音にも慣れてきました。本日のテーマはカフェやパン屋さんで注文する言い方。典型的なフランスのカフェでは提供されるアイテムも日本の喫茶店とは少し違います。「menthe a l’eau とはミントのシロップを入れた水です。」生徒は先生の言葉を熱心にメモします。続いて様々な種類のおいしそうなパンが紹介されます。「chausson aux pommesとはリンゴのスリッパという意味です。スリッパの形に似ているでしょう?これがおいしいパン屋さんはなんでもおいしいパン屋さんです。」第1回に教わった12までの数字の言い方に続いて今日は一気に100まで教わり、値段も読めるようになりました。写真はカフェの店員と客をロールプレイする生徒たちです。
2時間目はフランス料理のコースの構成やテーブルマナー、クリスマスの伝統的なメニュー、そして最近は日本でもあちこちで見かけるようになった公現祭のお菓子、ガレット・デ・ロワの紹介です。このケーキにはひとつ、陶器の小さな人形、フェーヴが入っていて、切り分けたケーキにフェーヴが入っていた人がその日は一日王様(女王様)になり、お願いを聞いてもらえるという楽しい風習です。生徒たちは紙のガレットの裏にフェーヴを描き入れ、人数分に切り分けて「これは誰の?」と風習通りのフランス語で尋ねてケーキを分配し、女王様を選びました。紙の王冠を頭に頂いた生徒たちは晴れやかな笑顔でした。公現祭は1月6日、キリストの誕生を祝うため3人の王が到着した日です。ご家庭でこのゲームを紹介し、ガレット・デ・ロワを味わう生徒が現れるかもしれませんね。(フランス語担当 田中)