学園ブログ

全体を見通し、既成概念を覆せ

本日の5限、高等部2年生と3年生を対象に、本校の元国語科教員である兵藤五郎先生による精進講話が行われました。

演題は「捨我精進と複眼的思考」で、捨我精進は本校の建学の精神です。日本の伝統的な文化である世阿弥の「離見の見」や、二刀流で有名な宮本武蔵の「観見の目付」を例に、細かい部分に注目するだけではなく、全体を見通せる人間になることが大切であるということが生徒に伝えられました。また、講話の中で、丸紅という企業の広告が紹介されました。

「丸は丸、とがった丸など存在しない。そんな既成概念を覆せ。さあ世界が見たことない答え、〇を見せようじゃないか。」

一昔前は「出る杭は打たれる」と言われていましたが、今は逆にとがった存在が求められていることがわかります。

本校の生徒として捨我精進の精神を大切にすることに加え、自らの言動を客観的に見ることができ、常識にとらわれることのない新しい発想や行動ができる人間を目指してほしいと思います。

(高2担任:何東)