土曜プログラム 理科の学びから
- 土曜プログラム

本日は土曜プログラム(マイプログラム)の第4回目でした。
後期に入ってからのはじめての土曜プログラムです。
今回は理科に関する講座を2つ紹介します。
一つ目は、理科の持つ不思議さや仕組みを考え、かつその面白さを実際に体験することのできる「理科ふしぎ不思議」という講座です。
この講座では、蔵前理科教室の方々をお招きして、理科の実験を行います。
今回はエナメル線を使ってコイルを作り、モーターを作って回転させる実験です。
まず、専用の筒に巻き付けてコイルを作り、形を整えます。
次に、電池につなぎ、磁石をセットします。
コイルの中心と磁石の位置がピタリと合えば、モーターとして完成です。
「モーター」は、多くの「走る」機械に利用されています。そう考えると、この仕組みがとても身近に感じられますね。
ある生徒は、この講座を中等部生のときに受講して理科に強い関心を持ったと話してくれました。
その経験がきっかけとなって、高等部になった今、理系に進もうと思うくらい理科が好きになり、勉強にも自然と取り組めるようになっているとのことでした。
幅広い分野から自分の興味のあることを体験によって探すというのが、土曜プログラムの目的でもあります。将来の「学び」に大いに役立っていくでしょう。
2つ目は、「やってみよう天気予報」講座です。
今回は「雪の結晶を作る実験」を行いました。
空で作られる雪を、私たちの目の前(実験室)で作ってみようという実験です。
まず、ペットボトルの口からワイヤーを入れ、その中に息を吐いてふたをします。
次に、発泡スチロールの容器にペットボトルを入れ、その周囲にドライアイスを詰めて、10分~15分待ちます。
すると、どうでしょう。
ペットボトルの中の水蒸気が冷えて、ワイヤーにくっつき、雪の結晶が出来始めます。
20分も経つと、徐々に結晶は大きくなり、それは見事な結晶として姿を現しました。
輝きの美しさのあまり、生徒たちは大いに感動して「教室に飾りたい」と、ため息とともにつぶやくほどでした。
雲の中で起きている自然現象を、実際にこの目に焼きつけることは、学び考える能力と、感じ取る感覚との両立をさせてくれました。
(土曜プログラム担当 齋藤)