学園ブログ

「捨我」と「三つの心」(精進講話)

本日のLHRは、兵藤五郎氏にお越しいただきご講演いただきました。兵藤氏は長年にわたり、本校の国語科教員として教鞭をとり、講演では建学の精神である「捨我精進」と「三つの心」についてお話していただきました。

「捨我精進」とは「我情・我欲・我見」を捨て、物事に精進すること。そのためには「三つの心」を鍛錬する必要があります。「三つの心」とは、「強い心」「思いやりの心」「素直な心」です。執着心を制御し、自己をコントロールする「強い心」、他者へ配慮し、共感する「思いやりの心」、そしてありのままを受容し、世界と自己へ気づく「素直な心」。

講演では、これから社会に出て生きていくうえで大切なこれらの「力」についてお話しされていました。

講演の最後に、野球のイチロー選手の会見で一言を紹介されました。

「他人と比較するのではなく、あくまで自分の測りで自分の限界を見ながらちょっと超えていくということを繰り返していく。それを積み重ねることでしか自分を超えてはいけない。」

将来社会で活躍する土台を培う大切な6年間。失敗を恐れずにチャレンジしてほしいと思います。

(高2担任 広瀬)