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生徒理科研究発表会に参加しました

 2月16日(日)に、第59回生徒理科研究発表会に本校の理化部が参加しました。

口頭・誌面の両方で日頃の研究成果を発表し、奨励賞を頂きました。

以下は、口頭発表を行った生徒の感想です。

「私にとって今回の発表会は2度目の大舞台でした。前回の教訓を生かしつつ、自分の最善を尽くせるように努め、結果として満足のいく発表をすることができたのでよかったです。口頭発表するにあたって、見やすく、分かりやすいPowerPoint制作に特に力を入れました。今回の発表を通して沢山のことを学べたので、この経験を次に活かしていきたいです。」

 今回は以下の3つのグループで発表を行いました。

①(口頭)「ルミノール反応における塩基性の緩衝液が与える影響について」

 科学捜査などで有名なルミノール反応において、塩基性の緩衝液を用いて照度を向上させ、発光時間を長く維持することに成功しました。その原理への考察と、最適なpHについて調べた結果について、スライドを用いて発表しました。

②(誌面)「BR(ブリックス・ローシャ)反応における温度変化の要因を探る」

 この反応は、調製した溶液が何もしなくても順番に色が着いたり消えたりを繰り返す振動反応の一種で、とても不思議な反応です。この一連の反応において、反応間でどのようなエネルギーのやり取りがあるのかを明らかにしました。

③(誌面)「メチレンブルーの酸化還元反応におけるグルコースの働き」

 フラスコ内に入れたメチレンブルーという色素水溶液を振ったり・静置したりを繰り返すだけで、色が着いたり消えたりする有名な反応があります。この反応の中で用いるグルコースの添加量と反応時間の関係について検討し、色の変化がより鮮やかになる条件を考えました。

 

 自分たちの発表以外に、他校の研究報告にも熱心に傾聴している様子が印象的でした。

今回の発表会を一つのきっかけに、より充実した研究活動に取り組んでほしいと思います。

理化部顧問 加藤