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中等部文化講演会~夢は叶う~ 中等部生へのメッセージ

今日はHRの時間に三井物産から森山倫行氏をお招きし、中等部文化講演会を開きました。

新型コロナウイルス感染症対策のため、森山氏は校内の会議室からZoomを通して講演をし、生徒たちは各教室でZoomを通して、お話を聴きました。

タイトルは以下の通りです。

1、世界は狭い。

2、でも世界は広い。

3、一人一人違って当然。

4、他人を知ることは自分を知ること。

5、夢は必ず叶う。

森山氏はイギリス・中国・インド・フィリピンと世界を回って多くの経験をし、それに基づいたお話は生徒たちの興味関心を強く惹きつけました。講演の後には、生徒が質問をWEBカメラ越しにして、森山さんが答えたり、事前アンケートの質問に回答したりという時間も取れました。写真右は、教室で中等部2年生が質問をしている様子です。

 

以下に森山氏の講演の一部を紹介します。

まず「世界は狭いが広い」ということです。

各都市のビルが林立する様子やユニクロの支店をスライドで紹介し、世界の都市が均質になっていることを話されました。

一方、相手の意見を肯定する際のインドでのしぐさを動画で紹介し、文化や宗教といった点から見れば、大きな違いがあることも話されました。狭くなったと思っていた世界でも、やはり違いが大きく、世界の広さを実感することを動画や写真などで伝えてくれました。

次に女性の社会進出の状況です。世界各国では着実に女性の社会進出が浸透し、イギリスのエリザベス女王や首相、アメリカ副大統領やインド首相など政治に携わる方面にもその傾向は表れています。森山氏の職場では全社員の8割が女性だったとか。

 

生徒たちは講演に注意深く耳を傾け、問いかけによく反応をし、講演を聞きながら、印象に残った言葉などを一生懸命メモしていました。写真は、びっしりと書かれたメモです。特に中等部1年生は女性の社会進出に強く関心を抱いたようです。

森山氏は最後に以下のように話されました。

「私が大切だと思っている2つのことをお話します。1つめは好きになることです。英語でのコミュニケーションが大切であることは言うまでもありません。しかしそれ以上に重要なことは好奇心と冒険心を持つこと、そしてその国を好きになり、敬意を持って受け入れることです。他者を知ることはまさに自分を知ることに繋がります。歌舞伎や茶道など日本の文化について外国人に質問されたとき、私たちは答えられるでしょうか。それもまた自分を知ることです。 2つめは夢は必ず叶うということです。夢について常にアンテナを張り続けられれば、その情報は大量に集まり、少しずつ夢に近づきます。もし今夢がないならば、目の前にあるやりたいことや自身のやるべきことに全力で取り組むことです。そうすればどこかで必ず夢は見つかります。」

(中等部1年 齋藤)