学園ブログ

中1・2・3と高3で図書館ガイダンスをしました

入学式から1か月と少し経ち、中等部1年生も図書館をよく利用するようになりました。
雑誌の前のソファでほっとしたり、休憩時間には友人と展示をみたりしてくつろぐ様子も見られます。

図書館ガイダンスも中等部1年生は真っ先におこないました。授業では、図書館の使い方を知り、実際に本を借りました。

するとますます利用も多くなっています。

新刊本や、文庫本のコーナーで、お友達と「これ面白かったよ! 次読んでみたら?」と楽しそうに語らう姿が見られ、こちらも嬉しくなります。

今月、図書館では、中等部2~3年生にむけても蔵書検索のコツを伝える授業をおこないました。
本校の蔵書検索システム[ライブファインダー]

もリニューアルして、自宅からも予約ができるようになりました。

これをうけて、前年までに比べると3倍以上の予約数となっています。

蔵書検索はこちらです。実際に検索してみてください。

http://www.lib-finder.net/chofugakuen/

中等部3年生は、国語科で「年間読書シート」を配付しました。このブックトラックからも20冊以上貸出されました。

国語の教科書で紹介された作家・作品にちなんだ本ばかりです。

検索の仕方で紹介した本。↑

巻数などを調べるときはスペースを空ける、など検索の時にはひと工夫が必要です。

例えば「働く細胞」と「はたらく細胞」では検索結果が違うのです。

 

今年は中等部1年生からすべての学年で4月からクロームブックを一人一台持っています。

そのため、自分のデバイスを使って資料検索を実際におこないました。

情報は力になります。上手に情報を使えるひとになってもらいたいものです。

高等部3年生には、進路に関する情報を本校司書・司書教諭をつかってレファレンスできることも伝えました。

公共図書館も駆使しながら、一人ずつ情報集めをスタートさせているようです。

 

では、旬の展示からご紹介します。
〇母の日特集
5月8日は母の日でした。
ずらりと並んだのは司書が選んだ本。ひとことで母といっても、いろいろな家族のカタチがあります。

二井のおすすめはこの2冊
・『ふたりママの家で』は、3人のきょうだいとふたりのママの家族のお話。
楽しく笑いの絶えない毎日だけど、違う考えを持つ人たちもいて葛藤もあります。
血のつながらない家族、養子縁組。多様性を感じられ、考えさせられる絵本です。

画もすばらしいです。ぜひ手に取ってみてください。
(パトリシア・ポラッコ作 中川亜紀子訳、サウザンブックス社、2018年)
・『おかあさんがおかあさんになった日』(長野ヒデ子作、童心社、1993年)  と
英語版『The Day I Became Your Mom』(長野ヒデ子作、 アーサー・ビナード訳、童心社、2016年)

おかあさんは、最初から「おかあさん」なわけではない。子どもを産んで、だんだんと自身も「おかあさん」に育っていく、とこの本を読んで初めて感じました。
絵のすみずみまで発見があるのが楽しい1冊です。
英語版もあり、最後の「forever」という言葉がしみます。日英を比べて読んでみてください。

〇KーPOPだけじゃない韓国

土曜プログラムで韓国語を受講している生徒も多数います。(今年は抽選になるくらいやはり人気でした)

韓国語のテキストも図書館にはあります。

 

〇映画パンフレット

本校では映画のパンフレットも蔵書のひとつです。今封切られている映画も、舞台裏を知りたいときや監督や衣装の仕事などを知りたいときにパンフレットはお役立ち。
新入荷したのは、この2冊。
・「The Reazon I Jump 僕が飛びはねる理由」
映画の原作となった、東田直樹さんの『自閉症の僕が飛びはねる理由』の本もよく借りられています。ひっきりなしに貸し出されているので予約をおすすめします。映画を観た後に、原作を手に取るのも楽しいものです。

・『The Bookselles ブックセラーズ』

NYを中心に、希少本のディーラーや本を愛する人たちを撮影したドキュメンタリー映画です。

これを読んだ後は『世界の夢の図書館』(清水玲奈ほか著、エクスナレッジ、2014)なども開いてみては?

図書館には、世界の図書館を紹介した本もたくさんあります。また『世界の車窓から』シリーズも。

今はどこにも行けないけれど、本を開けば心は旅に出られます。

図書だよりBook Letter でもいろんな本を紹介しています。

正式Book Letter(図書館便り)5月中訂正後

(図書館 松井・二井)