学園ブログ

中1コアプログラム「SDGsワークショップ」

 中等部1年生のコアプログラムは、クラス単位でさまざまな体験を通して知的好奇心をふくらませ、興味関心を広げることをテーマに、5つの講座を5クラスでローテーションしていきます。
 本日は初めてのコアプログラムでしたが、ほ組では「SDGsワークショップ」を行いました。
 この講座では、「2030 SDGs」というカードゲームを使用したワークショップを通して、SDGsがなぜ必要なのか、SDGsによって世界はどのように変わっていくのかということを体験的に理解していきます。このゲームは、クラスを1つの世界に見立て、与えられたお金と時間を使って、2〜3名のチームがプロジェクトの達成を目指すというものです。
 各チームがプロジェクトを実行するたびに変動する「経済」「環境」「社会」の3つのレベルに基づいて、世界の状況を考えながらチームの動きを決める必要があり、楽しみながら総合的にSDGsを考えることができました。実際に体験した生徒からは、「自分たちのことだけでなく、世界全体の状況を考えるのが難しかった」という声や、「このゲームを通して学んだことを日常生活の中で活かしていきたい」といった声が聞かれ、今回のワークショップを自分たちの生活の中にも落とし込んで考えることができたようです。
 ゲームでは、全チームがプロジェクト達成とはなりませんでしたが、チーム間の交渉を積極的に行うなど、「世界」の一員としての意識が強まり、気づきの多い時間になりました。
(中等部1年担任:伊藤亮)