学園ブログ

中3コア企業による出張授業【野村ホールディングス】

中等部3年生コアプログラムでは「企業による出張授業」を実施しました。

  • 中等部3年生コアプログラム「野村ホールディングス」では、これからの時代を生きていくために必要となる起業家の精神と、その資質・能力の育成を目的とした授業を行っていただきました。約40名が熱心に参加をしました。

まずは起業家の方から動画にて「世の中をよくする。誰かの不便を解消する。ピュアにその信念だけ。」という熱いメッセージを受け取りました。その後、5名程度のグループに分かれて、自分たちの身近な社会問題について考え始めました。短時間でしたが、さまざまに意見が出され、付箋に書いて貼るという作業を行いました。班でテーマを一つに絞り込んだ後は、その問題を解決するための商品やサービスについて考えていきました。ターゲットをどこに設定するか、どのようなニーズがあるか、などと順序立てて考え、商売にする、どのようにしたら儲かるのかなど、ビジネスアイディアをプレゼンテーションしました。

 

地方経済の改善をはかる仕組みや、女性の社会進出を応援する仕組み、ネットに上がる誹謗中傷を楽しい言葉に変換し、平和な世の中を広げていくアイディアなど、多様な視点からの発表となりました。中には、介護ロボットの製作にお金がかかるので私たちに投資して(票を入れて)ください!といった熱い想いを発信した班もありました。

最後に投票を行った結果「ほんやくん(翻訳アプリ)」を考案した班に一番の投資(票)が集まりました。(投資額は1,900万円分!)言語の翻訳だけでなく、身振り手振りのジェスチャーなども瞬時に翻訳し、ビジネスマン・旅行者・障害のある方など、どなたでも活用できるという点がとても魅力的でした。発表の最後には野村ホールディングスにお勤めされている卒業生から、講評を伺うことができました。

今回の授業の中で、イノベーションは「天才のひらめきではなく、何気ない気付きから生まれる」という言葉が印象的でした。授業を通して生徒たちは、イノベーションで世界はこう変わる!という具体的なイメージを持つことができ、多くを学ぶことができました。

(中等部3年コアプログラム担当 赤井)